2008年10月7日火曜日

凝縮されたAMGテイスト。190E-3,6AMGコンパクトセダン。




            蘇る純粋なる当時のAMG テイスト


1991年式の190E-2,5-16をベースにAMG C-36に搭載されていた名器M104型6気筒3,6エンジンをコンバートです。エンジンの移植は簡単そうに思われますが、実はエンジン引っ越し作業よりも車輌管理モジュールパーツに神経を使います。まずはエアコンの移植からAT本体、3,6コンピューター、3,6専用ラジエーター、3,6専用ハーネスの移植まで含めると結構大変な作業です。ただでさえ隙間の無い190Eエンジンルーム内にギッシリとした600ccピストンが6個集まったストレートシックスのM104ユニットを押し込めるのですからさあ大変です。この定評のある3,6リッターエンジンは載せる前にモチロン入念なるガスケットやら周辺パーツに至るまで先に全オーバーホール済み、さらにはオートマティック回路も含めて完全オーバーホール済みです。インテリアはシックに1980年代の雰囲気を活かしてレカロの黒本革C-クラッシックが贅沢にも2座席、ハンドルも4本スポークの昔懐かしきAMGレザーステアリングがポイントを抑えて奢られています。コンパクトで完成度の高い純粋なるAMGテイストが滲み出てくる趣味性の高いクルマです。オーナーはご存知あの辰巳さんでした。最後の写真はEXの排気煙では御座いません。後輪タイヤが有り余る3,6リッターエンジンの暴力的なトルクの為に空転を起こしテールスライドをしながら勢い良く加速して行きました。何処までも気持ちの良いエネルギッシュな190E-3,6でした。



続く   文:加古 俊文



  撮影データー:カメラ本体 FUJIFILM Finepix S5 pro ( D200ベース)
  製造番号:BB19921-100 No 71000465番 
  レンズ:AFS- VR Micro Nikkor ED105mm F/2.8G-IF
  最短撮影距離:0,314m フィルター外径:62mm
  レンズ構成:12群14枚 (35ミリ換算157,5mm) 
  ホワイトバランス:AUTOモードにて撮影。
  フイルムモード:F2カラーリバーサル調
  画像サイズ:S 画質モード:ノーマル ISO感度設定 100
  場所:神奈川県横浜市都筑区早渕近辺にて撮影です。
  写真撮影:加古 俊文


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