2012年11月13日の火曜日。
この日は羽田さんのE320T 744ワイドワゴンの撮影です。
燃料ポンプに燃料フィルターと電磁ポンプ作動リレーの交換でお預かりです。
キーを捻り始動クランキングは正常ですが点火しない症状が時々御座いました。
E320Tは3200ccのメルセデス社製のDOHC 6気筒エンジンを搭載です。
将来は3,6リッターAMG社製エンジンに乗せ変える予定です。
AFFオリジナルワイドワゴン専用の、
リアエアロパーツとフロントも同じく、
同素材で仕上げた隙の無い完成車両です。
20年くらい前は確かにウレタン製品の方が素材的にも有難い時代も御座いました。
ですが新品の時のウレタン素材と経年劣化の進んだウレタン素材では変形が進み、
重たくてラインが歪み柔らかさ故に修正の効かない重量素材として深化がありませんでした。
軽量でラインの歪みが非常に少なく修理も出来る新しい新素材で製作させて頂きました。
124メルセデスのEクラスボディー専用設計の為、各部に変な強引さが滲み出ません。
そもそも寸法や長さが基本的に違うモノを理想的なラインへと拡張させ無理に引っ張ったり、
縮めてみてもさすがに全体のボリュームまではバランス良く管理出来るものではありません。
専用設計の素晴らしさは変なストレスが発生しないポイントに御座います。
E500のワイドフロントバンパーとサイドも500ワイド用のセダンからの流用ですが、
リアフォルムだけ何故かそれしかないからしょうがないという思考回路で、
仕方なく微妙に寸法もサイズもフォルムも違うラインのエアロを装着させるしか方法がありませんでした。
AMGのVer3ではプレスラインが直線的でリブのデザインも強力ですから500特有の女性的なクビレが得られません。
リアから眺めた時の柔らかさやサイドラインから繋がる跳ね返しのチリがお世辞にも全然合っていなかったのです。
そんなモノは所詮この世に無いから仕方が無い、存在していないものは装着したくても出来ないではありませんか?
言い訳では御座いませんが、タレントの江成くんでももしそんな事を言われたらそう反撃で言うのかも知れません。
無いものは1から創ってしまおうという事で、
500ワイドワゴン専用のエアロパーツの開発に着手しました。
原型の製作型代から基本の制作費、
デザインから企画の段階からご存知の通り膨大な初期投資コストが発生します。
元が取れるとか型代の制作費やコストの回収を考えていたら、
大規模なメーカーでもありませんから多分普通に考えても無理でしょう!
また高いとか安いとかの金額の問題ではないくらいに124マニアの方達は世の中に数多く存在され、
これほど熱く愛し想像以上に永く乗る事を誰が想像されたでしょうか?
本当に好きな世界には節約や妥協は必要ありません。
またこれらの初期投資を真剣に考えたら喜びよりも先に恐怖心の方が芽生えます。
それでも満を期してこの製品はこの時期に発売されました。
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