デザインというものは本当に面白い!
クルマの外観を構成するエクステリアデザインの造形美も、
所有した瞬間に自らが感じるマイカー目線でじっくりと眺めるのと、
遠い他所様のおクルマ!つまり距離感の遠い他人目線で眺めるのとでは、
そのスタイルに対する価値観や角度や雰囲気は全くの別モノとなるのです。
ゲレンデバーゲンGクラスも面白いポジションで、
製造から既に33年の永き歴史から考えると、
用意スタンバイされたバリエーションのなんと数少ない事か?
大きくはノーマル純正美学派のおじさん達にありがちな、
保守的な思考回路に基ずくそのまんまスタイルの徹底路線!
つまり何も足さないし引かない完全オリジナルを愛する哲学!
それから他とは違うスペシャライズドを満喫させる為に、
AMGやブラバス等の他社社外製品を含む
チューナーズエクステリアで完全武装させる方法!
そしてそこまではカスタムさせたくは無いけれど
飽きて来た外装に変化を齎す、
年式をほんの少し現代チックに改良させて
背伸びを楽しむイヤーモデルサバ読みのフェイント派!
Gカスタムモディファイと申しましても
路線は実に色々でこれだけの宗派が存在しております。
2000年のNAノンターボ自然吸気に任せる
AMG 5500ccエンジンをベースにカスタムさせるなら、
コテンパンの最新式AMG G63仕様なんかよりも
純正ノーマルに観得るG550スタイルに惹かれます。
でもプロジェクターヘッドライトの丸目や
骨太な3本ラインの純正グリルは合格でも、
正直、ノーマルのフロントバンパーの何と変化の無い事!
この部分に関しましては残念ながら
トキメキや憧れなんてのは湧き上がりません!
フォグの造形美がこれまた大昔の手法で
寂しい化粧パネルでラインの合わない後付け感!
せめてW124036の500へ採用されていた
プロジェクター式のFOGくらいは奢りたい気分です。
ヘッドライトのプロジェクターラインに合わせて
縦一直線で下へと降ろし、
奇を衒わないシンプルな面積のフロントバンパーへと
ビルトインさせたいところでもあります。
求めるのは大きな変化では無く大人しく純正の雰囲気で
フォグの造形美に拘りたいくらいでしょうか?
インテリアはブラックカーボンでコーディーネイトさせて
お約束のレカロシートくらいでしょうか?
エアコンや空調システムが原始的で
冬は暖かくするのに時間が掛かりますから大変です。
こんな時に重宝するのがシートヒーティング機能です。
効きの良い熱いくらいのヒーター回路が
最高に魅力的ですからシートヒーター機能を考えると、
シートヒーティング機能回路移植や
レカロの標準ヒーティング回路の設定温度では流石にもの足りません!
シンプルな室内インテリアは流石に
高年式のゲレンデの方が幾分か格好は良いと思います!
でも33年の歴史を持つGクラスなら
これはこれで良いのかな?と考え方1つで魅力にも変化します!
あえてクラシカルでこの費用対効果で算出されるモデルの
コストパフォーマンス度を内面から満喫させる!
掛けられるコストに制限があるからこそ
逆にセンスの見せ所と判断すると良いのかも知れません!
鉄金庫と呼ばれる大きな骨格や基本的なボディーとしての箱には
さほど大きな変わりはありません!
加古俊文
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