2017年1月20日金曜日

AMG E320T-3,6 ワイドワゴン 2017 01 19 Mileage Six Straight One of Zoro eyes 111111 Km  コンプリートマシンとしての魅力の本質は何処に宿るのか?












2017 01 19  木曜日

この日は定休日 
横浜界隈は地元近所を
テキトーにウロウロドライブでした。



AMG E320T 3,6


  
WDB124092と呼ばれる
1994年式の124ワゴン
一応はAMGコンプリートマシン。
排気量3,6リッターの
ストレートシックスエンジンを搭載。

かれこれ今から20数年前に完成された、
かつてのAMG社製ストレートシックスエンジン。
M104ユニット3,6リッターエンジン
何が魅力的なのかを簡単にご説明です。 

このDOHCのM104ユニットエンジン6気筒は
勢い良くアクセルを踏んでも走らせても、
それほど大きな感動こそは御座いませんが、
全体から伝わる適度なバランスの良さと
これまた何とも言えない上品なトルク感。
簡単に説明するならば自分自身が操る醍醐味でしょうか?

6× 6=36 の絶対的なる黄金比

究極の思想はピストン1個あたり
単品排気量666cc化が考えられました。

AMG  E320T 3,6エンジンをさらに突き詰めて
ハイチューンさせて行くと最終的にはどうなるのか?

理想的には最大666ccまでの
排気量アップまでの対応が可能でした。
局部的な計算式ではまだまだピストン単体では
さらにこの先もスープアップできるのですが、
その分エンジンの耐久性はこのバランスから考えても
他との相性や組み合わせに至るまでを考慮に入れた場合
その寿命や耐久性が極端に落ちてしまいます。

耐久性を犠牲にして速さを求める場合であれば実現は可能です。

理想論 666×6=3996ccのボアアップ計画が御座いました。

理想的な666cc 特注 BIGピストンは
AMGの標準コンプリートの600ccより
圧縮比が上がる鍛造スペシャルピストンに交換させるか、
ほどよいパンチ力と耐久性を確保できるよう、
受け側としての特殊シリンダーの内面加工が追加で必要となります。

耐久性とエンジンならびにシリンダーの耐久性を考えた場合
AMG  M104型の 排気量3,6リッターエンジンの黄金比が
総合的に考えても耐久性と長寿命維持の関係で
素材耐久適正マージンを残してこの排気量が決定されたとの事です。

6× 6=36 の絶対的なる黄金比という流れの結論です。

ということで600ccのピストンが6個で
3600ccという排気量に決定なのです。
簡単な掛け算では御座いませんが 数式は 6× 6=36
この36という排気量に対しての完成度の高さと黄金比を感じます。
黄金比とはバランスの良さとその完成度だったのです。 

金属素材としての1個の理想的なピストンの大きさは
可もなく不可も無く600ccなのかも知れない。 

スペック的にも最近ではそれなりに高性能なマシンが、
普通に数多く存在している時代で御座いますから、
これといったレーシング領域でのハイスペックや、
大きく自慢出来るような特筆領域は御座いません。

完成されたバランスとは過激とは反対方向の
自然なフィーリングなんだと思われます!


その代わりといってはなんですが、
中毒性の強い劇的な刺激が無い代わりに、
大きな不満も無いきめ細かな完成度の連続技だったりもします。
常に刺激的な感動の連続は長続きが難しくやがては疲れを生み、
遅かれ早かれ何かのキッカケで熱が醒めてしまうのかも知れません。

飽きないくらいの絶妙なロングバランスとでも表現しましょうか?
黄金比とこの絶妙なるバランスの良さが
M104ユニット3,6リッターエンジン魅力なのかも知れません。




Toshifumi  Kako  






ストレートシックスエンジン復活の兆し

ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツ。
同社が、世界的に少なくなっている直列6気筒エンジンを、
復活させることが分かった。

メルセデスベンツを擁するダイムラーが、
ドイツで開催した新技術発表会
「Tec Day」で明らかにしたもの。
新世代の直列6気筒ガソリンエンジンの概要を公表している。

直列6気筒エンジンは、
コンパクト設計が可能なV型6気筒エンジンに置き換わる形となり、
ラインナップは縮小傾向にある。
世界の自動車メーカー(乗用車)で、
直列6気筒エンジンを前面に押し出しているのは、
同じくドイツの高級車、BMW程度。

メルセデスベンツが復活させる
直列6気筒ガソリンエンジンは、
新世代の環境パワートレインの中核をなすユニット。
「M256」型と呼ばれる直列6気筒エンジンは、
2017年に市販車に搭載される予定。












現時点では、この直6エンジンの
詳細は明らかにされていない。
メルセデスベンツによると、
エンジンとトランスミッションの間に、
スターターモーターとジェネレーターを、
強力な1個のモーターに統合した「ISG」を配置。
これが、現在のオルタネーターと
スターターモーターの役割を果たすという。

また、加速の際には、モーターが
エンジンの出力をアシスト。
さらに、48Vのバッテリーにエネルギーを回生することで、
燃費性能を引き上げる。
48Vのマイルドハイブリッドシステムの
パワートレインの一部として、
直6エンジンが採用される。

メルセデスベンツは1990年代後半、
長きに渡って搭載してきた直6エンジンを、
V6エンジンに置き換えた。メルセデスベンツは、
およそ20年ぶりに復活させる直6エンジンについて、
「燃費効率の新基準を打ち立てるだろう」と、自信を示している。







AMG E320T 3,6


  


AMG  M104  DOHC エンジンの魅力とは!



排気量はAMG  C36に搭載された
2,8リッター6気筒エンジンベースの3606cc出力280psと
AMG E320T-3,6へ搭載された3,2リッター
6気筒エンジンベースの3605cc出力271psの2種類が用意。

排気量 2800ccからですとその差は約 800cc
排気量 3200ccからですとその差は約 400ccとなります。 


1993年10月以降にメルセデスの傘下に加わった
いわばチューニングメーカーから
大きな企業へと色変えを果たした、
AMG社 初の量産型M104ユニット3,6エンジンでした。

個人経営だった孤高のチューニングメーカーAMG社は、
かつての野生的なオリジナルブランド環境の存在から、
ナショナルブランドのメルセデス社の延長線上に位置するカタログモデル。
ディーラーコンプリートマシンへと変身した時期でもありました。 









AMG  M104  DOHC エンジン
6気筒エンジンベースの3605cc出力271psのTYPE 1

そして量産エンジン2,8リッターをベースとする、
6気筒エンジンの3606cc出力280psのTYPE 2を発表。

AMG社管理のHWA品番が意味するモノ!
コンプリートエンジンの真骨頂を極めた排気量とポテンシャル。
これぞ AMG社製の筋金入りと呼ばれるストレートシックス3,6 
L-6エンジンの持つ可能性を一般開放させた絶妙なるタイミングと、
その底知れぬコンプリートエンジンのポテンシャルを世に知らしめた黄金期と、
AMGカタログモデル切り替わりの恩恵と魅力だったのだと思います。

そのAMG社製 M104型 DOHCエンジンの
秘めたるポテンシャルを探って行きましょう!

まずはこのエンジンの
構造から簡単にご説明です。
ショートストロークから
ロングストロークへと変更され
圧縮比も10:1から10,5:1へと高められました。

改良型シリンダーヘッドの採用

エンジン内部にはエキゾーストポートを拡大させ
AMGによる徹底的な効率化とチューニングが施されました。
余計なコトではで無く必要なコトを繰り返して行く
いわば理想に忠実な丁寧なるチューニング作業が
これらのAMGエンジンには施されて行ったのです! 









AMG社製インテークカムシャフトの採用

簡単に説明しますとこのAMG社製のカムシャフトは
通常の標準ノーマルのインテークバルブ開弁角が約10°広く
バルブリフトも1ミリ程度拡大させてあります。
たったこれだけのコトの恩恵でエンジンの全回転域に渡り
常に最良のトルクを確保させる事が可能となるのです。

AMG社製ピストンの採用。

その素材は非常に軽量で極めて薄く
しかも耐久性のある特殊素材にて製造。
それはまるでレーシングピストンに匹敵する
600ccの排気量に見合ったポテンシャルを持ちます!


AMG社製コンプリートエンジンに対する真の魅力は、
活字や画像そしてスペック数字ではやはり伝えにくいと思われます!
アクセルを踏んでもスピードを出してもストレートには理解出来ません。
ドイツ黄金期と重なりコスト度外視な時代背景と絶滅危惧種になった
AMG社製 M104型DOHCエンジンは希少な心臓部なので御座います! 

1994年のイメージ戦略シルバーアロー発表と同時に、
量産コンプリートマシンとして
AMG  C36の大量生産と大量販売に繋がりました。
この神懸かり的なM104エンジンは
こうして運良くも世の中に爆発的に普及して行きました。
掘り出し物がリーズナブルに入手出来るのは
実は時代背景も重なったこの恩恵なんだと思われます。 

ボルトONでメインコンピューターとエンジンASSYが
Eクラス〜Cクラス共に簡単コンバート移植が出来る
偶然に重なったこの環境もある意味奇跡的に素晴らしいと思います。 


この言葉の意味を理解出来るヒトは、
もうそれだけで立派なAMG M104エンジンマニアと認定です!


Toshifumi  Kako  











AMGのコンプリートマシンとしての
その本質的な境界線は何処に在るのだろう?





1993年10月に発売された
メルセデスの標準スタンダード
E320Tの199ブルブラの
右ハンドル車を新車で購入したのは
今から24年前くらいの出来事でした。
当時はシュテルン名古屋南の
担当山村さんから購入させて頂きました。

車両本体価格は当時は870万円でした。
これに税金やら取得税やら
オプションが追加で80万円相当で
総合計金額が10,785,000円だったと思います。 

エンジンは改良後の排気量 
3200ccのDOHC 
6気筒 M104型が搭載されました。
1992年10月から顔は前期のままで
同じエンジンを搭載させた
ミディアムクラスと呼ばれる
中期の320TEが発売されておりました。

1993年10月以降は
Eクラスとネーミングも変更となり
顔も後期フェイスへと刷新された
変換期でもありました。

フェイスリフトに新しい
M104型 3200ccのDOHC 6気筒エンジン搭載。
イメージチェンジも含め
ここまで来たらもう文句などないくらいに
それはそれで充実したメルセデスの
選択だったのだと記憶しています。

候補はE220TやE280Tを飛び越えて
ステーションワゴンとしては 最大排気量モデルの選択でした。

ところがで御座います!
人間の欲望とは本当に果てしなく
そしてキリが無いものなんだと思います。

AMGの新車カタログなんてのを貰って帰りました。
自宅でペラペラと画像やらスペック数字を眺めていると
手に入らない領域のAMGのEクラスワゴンに
次第に強い興味と欲望を持ち始めてしまいました!

AMG  E320T3,6 

ステーションワゴンというカテゴリージャンルです。
単純にエアロパーツだけを組み込んだAMGスタイル
エンジンはノーマルのAMG E320Tから始まり
こちらのマシンは車両価格は11,000,000円という価格設定でした。

さらにワンランク上に感じたのは
エンジンチューンがAMGによってキッチリ施された
AMG  E320T  3,6 コンプリートマシンなんてのも
当時のカタログには金額やスペックが記載されておりました。

こちらはマシン本体で車両価格は12,800,000円なので御座います。 

追加で AMGを購入するくらいなら純正のE320Tを
カスタムさせた方がリーズナブルで現実的かなとも考えました。 

予算的にはエアロパーツだけ後で注文して
AMGスタイルに色々と仕上げてみたい!
そう考えてはいたのですが、
超えられない壁はエンジンの排気量でした。

出来たらこの際ですから
エンジンも排気量3,6リッターにさせてみたい!
インチアップ17インチタイヤにAMGのアルミホイールに
あれやこれやと欲しいモノをアフターパーツで計算していけば、
500万円〜700万円でも当時の環境から考えても
やはり最終的にはAMGコンプリートスタイルにはならない
それはもう妄想と葛藤の世界で意味不明の計算が繰り返されます。

面倒臭いから追加でAMGの新車を
1994年の07月に購入する事になりました。
念願のAMG  E320T 3,6のコンプリートマシンをもう1台増車でした。

その強い引き金になったのがやはり排気量400ccの壁でした。
この僅か400ccの世界観を半年の間に何度も何度も妄想したので御座います。



Toshifumi  Kako











AMGのコンプリートマシンとしての
その本質的な境界線は何処に在るのだろう?





憧れのエンジンはAMG社製 
M104型 3600ccコンプリートにそれはもう意識は集中しました。

スペシャルチューニングが施されたM104型 3600ccエンジンを
駆動させるAMG社製のメインコンピューターに色々な装備。
この3,6エンジンのポテンシャルで道を走らせたら、
どれだけ標準のE320と比較して素晴らしい走りが満喫出来るのだろう?


シュテルン名古屋南の担当 山村さんは
当時愛知県から引っ越して仕事の関係で横浜入りした環境に
このAMG E320T  3,6のコンプリートマシンを届けてくれました。
僅か400ccの排気量アップでこれほどまでに事前に期待感が高まるとは
自分自身夢にも思いませんでした!


199ブルブラ右ハンドルの排気量3200ccの標準ノーマルエンジンに
ようやくアタリが着き始めた頃に
今度は新車のAMG E320T 3,6エンジンの慣らし運転が開始されます。
段々と走行距離も半年で15000キロくらいの走行です。
次第にですが廻るようになって来た排気量3200ccの
標準ノーマルエンジンに対してまだまだ硬い
慣らし運転を要する AMG E320T 3,6エンジンのフィーリングです。

AMGコンプリート3,6リッターエンジンのポテンシャルは如何に? 
乗り比べたらそれほど大きな違いが無いというのが正直な感想でした。
えええ?トルクとか加速力も以前から妄想していた自分の期待値的な
想像イメージとは少し現実的には違いはこんなもんの差なのか?
僅か400ccの排気量の違いはどちらも中低速ではそれほど変らず、
高速域で多少伸びが違う程度にしかそのポテンシャルは感じませんでした。

AMGコンプリートに憧れて半年の間に追加させた新しい領域。
追い金やらなにやらで約1300万円相当の価値感はほんの僅かな
このトルクとその速さだったというコトになります。
約半年の間で総費用は2500万円相当の資金を
純粋にクルマだけに使った計算となります。 

でも考えようによってはこれがバランスの良い
M104エンジンの大きな魅力だったのかも知れません!
標準で組み込まれたノーマルスタンダードエンジンの
最初からの完成度がポテンシャルも含めて
非常に高いレベルのクルマなんだという評価の裏返しだったのです!
飽きないくらいに絶妙なるトルクフィーリングと
上品で適度なのんびりとした加速力。
天才バカボンのパパではありませんが!
これでイイのだ!という言葉のフレーズなのかも知れません!


Toshifumi  Kako   













































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































2017 01 19 Thursday




AMG E320T 3, 6


 In the case of
Called WDB 124092
The 124 wagon of the 1994 year
Once it is AMG complete machine.
3,6 liters displacement
Equipped with a straight six engine.

Today it was completed 20 years ago from now,
The former AMG straight Six Engine.
M104 unit 3, 6 liter engine
It is easy to explain what is attractive.

This DOHC M104 unit engine 6 cylinder
Whether you stepped on accelerator pushy or running,
There is not such a big impression,
The good balance of reasonable balance transmitted from the whole
It is an elegant torque feeling that can not say anything again.
Is it the real pleasure yourself manipulates if it explains briefly?

6 × 6 = 36  absolute golden ratio

Ultimate thought per piston
It was conceivable to make 666 cc unit displacement.

AMG E320T 3, 6 Engine further down the road
What will ultimately happen if you go high tune

Ideally up to 666 cc

It was possible to respond 
up to the exhaust volume increase.
In the local calculation formulas, the piston alone
In addition, I can soup up further in the future,
Even if we consider the durability 
of the engine from this balance
In consideration of compatibility 
with other and up to the combination
Its life and durability drops extremely.

It can be realized if speed is sacrificed 
at the expense of durability.

Boar up plan of idealism 

666 × 6 = 3996 cc was carried out now.

Ideal 666 cc custom built BIG piston
From AMG standard completion complete 600cc
Replace with a forged special piston 
whose compression ratio rises,
In order to ensure good punch power and durability,
Inside processing of the special cylinder 
as the receiving side is additionally required.

When considering the durability and
 the durability of the engine and the cylinder
The golden ratio of AMG M 104 type 
displacement 3,6 liter engine

Even though it is considered comprehensively, 
it is related to maintaining durability and long life
It is that this displacement was decided 
leaving material durable proper margin.

It is the conclusion of the flow of 
6 × 6 = 36 absolute golden ratio.

That's why 600 cc pistons are 6
It is determined to be 3600 cc displacement.
Although it is not a simple multiplication, 
the mathematical formula is 6 × 6 = 36
I feel the high degree of completeness 
and the golden ratio for this displacement of 36.
The golden ratio was a good balance 
and its perfection. In the case of

The size of one ideal piston as metal material is
It may not be possible and it may be 600 cc.

In terms of specifications as well, 
recently there are high-performance machines,
Because it is the era in which
 there are many ordinarily existing,
High specs in the racing area like this,
There is no special area that can boast big.

The completed balance is opposite to extreme
I think that it is a natural feeling!


Instead of saying that,
Instead of having a drastic 
toxic dramatic stimulus,
It is also a continuous technique 
of fine detail that does not 
have great dissatisfaction.
It is always difficult to last long 
the exciting consciousness 
of touching, eventually creating fatigue,
Sooner or later some fever 
may wake up with something.

Shall I express it even with 
exquisite long balance that I do not get tired
The golden ratio and this exquisite balance
M104 unit 3, 6 liter engine might be attractive.




Toshifumi Kako