90年代の初期に強く感じたメルセデスがメルセデスらしかった,
あの頃の124036スポーツセダンのAMG E60コンプリートの存在感。
ミディアムクラスと呼ばれていた頃の、
Eクラス以前のストレートデザイン角目のフォルムが存在していました。
500純正の丸味を帯びたワイドウレタンバンパーと角のレンズのマッチングが、
なんとも微妙で難しいバランスだと感じたオーナーの最後の選択種。
それは角と角の融合でした。AMG バージョン2のエアロは残念ながら、
500ワイド専用デザインとしては一切存在しておりませんでした。
300CEワイドハンマーバージョンに装着されていたフロントバンパーでさえも、
300標準AMGエアロの両角ワイドへと広げて装着させていた局部加工品でした。
500ワイド専用の純正ウレタン素材バンパーモールプロテクターが、
そのまま何の違和感も無くしかも局部の熱加工無しで装着出来る専用デザインです。
この頃のブルブラボディーの124036メルセデスには、
近付き難い迫力と妖艶なるオーラーのような圧倒的な重量感がありました。
都筑124ストリートをこのAMGコンプリートで軽く走らせてみました。
絵になる124フォルムはカメラを適当に構えただけで、
逆にクルマの方からそれなりの雰囲気を上品に作り出してくれるものです。
モデルが撮られ慣れていてしかも優秀だと簡単に構図が決まって行くあの感覚です。
適度な色っぽさと妖艶なる表情が角のデザインの中から滲み出て来るから不思議です。
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