ポルシェ911 GT3 997後期で伊豆半島一周の旅。

Nikon Df ＋　911　GT3

Nikon　Df
Carl Zeiss
PlanarT*
1,4/85 ZF.2
F5 ISO 200

911　GT3 　997後期で

伊豆半島をのんびり走らせて参りました。

997 Mk-2  エンジン排気量は

ノンターボ　NAの　3800cc　6気筒　

スペックは435馬力なので御座います。

6速マニュアルトランスミッション

この車重にしてこの馬力は

バランスを超えた

暴力的な加速力なのです。

伊豆の細い峠道やら
伊豆スカイラインなんかを、
この小型戦闘機と呼ばれる
GT3なんかで適度に走らせると、
結構刺激的でスパルタンな
面白さが味わえます。

3500回転〜4000回転あたりで
マフラーの音量が背中に響いて参ります。
サウンドは振動と音量の両方で
音質的にはホラ貝を吹くような感じです。

絶対スピードが必要とされない
個人のスポーツモードの世界では、
この適度に走らせているという
心理的な満足感が、
どれだけ上手に操作感やら
コントロールさせるギミックを含めて、
運転させるバランスの中に
組み込まれているかで決まります。

ポルシェというメーカーは
本当にモノ造りが巧いですね！
決して速くはないけれど
速さを間接的に
味合わせてくれる心理的な仕掛け。

GT3という位置付けも絶妙に巧く
小さな特別感を演出させてくれます。
途方も無く別世界に存在する
孤高のスペシャルマシンではなく、
純正に毛の生えたような
プラスアルファーのスペシャル感。
これが上品で現実的に好感度が持てる
1つの要因なのかも知れません。

991よりボディーが小さく
991と基本的には構造が同じ後期の997モデル
インテリア全体の造形デザインの雰囲気は
997の方が断然好きなレイアウトなのです。

加古　俊文