2013年06月05日の水曜日
955ポルシェカイエン 基本性能の更なる上を目指して!
その2という事で続編で御座います。
この車両はご存知の通り植草様のポルシェカイエン 955ターボで御座います。
AFFのスポーツクラッシックエアロをフロントにだけ装着させて頂いた時の画像を選択です。
この時点でサイドとリアのエアロはポルシェ社純正のハイパフォーマンスエディションが装着でした。
フロントの丁度良いボリュームのバランスに合わせてサイドやリアも装着したくなるのが自然の流れ!
自然の流れと申しましても気になるようになったという事はセンスが芽生えて来た証拠でも御座います。
理想的な製品がこの世に存在していてその造形美が自然に欲しくなるという事は、
内に秘めたるポルシェカイエン955に対するセンスの向上が飛躍的に上がったと評価する以外、
実は何ものでもありません。感性とは不思議なものでカブトムシは幼虫時代からサナギに成り、
やがては成体形の外観エクステリアデザインへと自然な意識で進化して行くものかも知れません。
昆虫専門店やらペットショップ等のお店ではカブトムシの成虫は格好良く眼に映りますが、
余程のマニアでない限り土の中で眠りこけている巨大な幼虫をメインでは選びません。
カタログモデルにあるような純正ドノーマル仕様の標準スタンダードカイエンスタイルでも、
オーナー自身が違和感を感じずにバランス良く格好良く観得ている内はそれはそれで良いのです。
無理にエアロパーツやらリアウィングを装着させる必要等は御座いません。
また外観の事を第三者様がどう思われようが、そんな事まで気にされる必要も御座いません。
大切なのは955ポルシェを所有されるオーナー自身が、
このエクステリアの変化や黄金比バランス領域の魅力に目覚めなければ意味を持ちません。
自らが本気で欲しい!と思えた時に欲しかった宝物の価値は自然と滲み出て参ります。
ありふれたセオリー通りのカスタムや迫力だけで武装させたヤングバージョンには仕上げたく無い。
そんな想いが通じた955オーナーにだけこのスポクラ製品は解って貰えればイイ!
な〜んて格好付けてそうポリシーとやらを孤高に呟きたいものです。
実は売る為に造ったPORSCHE 955 Sports Classic 製品エアロの予定ではありませんでした。
本音で正直に申しますと955カイエンの造形美に惚れて惚れて惚れ抜いて、
少し贅沢かも知れませんが自分専用のワンオフモデルが最初のキッカケでも御座いました。
複数台所有をしていると1台のカイエンだけでは満足出来ずに、
やがては全部の955カイエンにこのスポクラエアロを装着させてみたくなるのかも知れない!
やはり予感は見事に的中してしまいました。ハイリフターSUVに観得てしまう腰高なデザイン。
薄っぺらい肉厚の純正ロアーボトム廻りの貧弱さは誰しもが気が付いている問題点。
でも天下のポルシェ社がデザインしてくれた純正美学という鉄の掟には逆らえず!
これはこんなもので最終的は何か理由があるからこそあえてハイリフターデザインなんだ!
と思い込む事しか許されないポルシェ社特有なる妙な雰囲気も確かに御座いました。
最初はそれで良くても人間という生き物は飽きが来て見慣れてしまうと不満が芽生えます。
隣に偶然停められていた誰かのポルシェカイエン955が自然に格好良いと思えたとき!
危険な兆候ですが自分のクルマのデザインには飽きが訪れ違う車種に引力を感じてしまう瞬間。
良い意味でも悪い意味でもそれは決定的な違いが判る男になってしまったのです。
センスというものはこうして時間を掛けて正常進化論で成長して行くものかも知れません。
エクステリアをほんの少し変化させるだけで955カイエンの魅力が倍増するのなら!
それ以上の節約や我慢は旬を逃してしまう非常に残念な時間の使い方と思われます。
中途半端に迷いながら日々を節約精神で生きるのではなくて、
自分で100%の流れを創造し早めに完成させて心の底から徹底してデザインを長期で楽しむ。
こんな生き方もある意味 男らしくて粋な時間との過ごし方なんだと思われます!
加古 俊文 |
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