2013年9月16日月曜日

那須は塩原からお越しの菊地さまのOettinger「エッティンガー」300TE 3,6 ワイドバージョンのカスタムモディファイ開始。


2013年09月15日の日曜日

栃木県は那須塩原から1台の積載車で124オーナー

菊地さまのメルセデスベンツEクラスワゴンがAFFまで到着しました。
車両はWDB:124090 300TEベースの

エッティンガー3,6ステーションワゴンです。
M103型 / 直列6気筒エンジンを
エッティンガー製ピストンKITでボアアップさせた、
チューニングエンジンと呼ばれる強心臓部に載せ変えた
コンプリートマシン Oettinger 3,6
このクルマの500ワイドボディーを手掛けさせて頂いたのが
前オーナーのK氏の時代でした。
たとえ所有される124オーナーが変わっても

クルマはまた元の店に戻るという言葉が御座います。


台風の前日でしたから土砂降りの大雨の中、
遠路遥々還ってきた124090 ワゴンの久しぶりの美しさ、
燻し銀のボディーカラーは
744ブリリアントシルバーの左ハンドル車両です。
只今他店様にてオーディオの本格派システムを

組んでいる作業状態では御座いましたが、
そのままの状態で車両のお預かりと

インテリアカスタムとしての菊地様より依頼を承りました。
まずはインテリアの124カスタムチューニングということで
ジャーマンレザーにてイメチェンです。
90年代のドイツチューナーズコンプリートマシンには
レカロのCが定番メニューで御座います。
この124の室内 空間バランスとレカロとの
マッチングは最高の組み合わせでもあります。
かれこれ20年以上の時間の流れを
一切感じさせない美しさが宿ります。

500スポーツSEAT 2座席から、

お約束のRECARO C-CLASSIC 2座席へと入れ替え予定です。
シートは御本人様が所有されているレカロを

2座席持ち込みで後に別便で送られて来る予定です。
張り替えは最新マテリアルでお馴染みの

牛革バファロー型押しパイソンブラックレザー仕様です。
あの佐々木様のE500スペシャルに装着されている

レカロブラックパイソンレザー仕様です。
ステッチは運命の赤い糸として呼ばれる紅糸 

REDステッチにて仕上げられる予定です。
ブラックレザーのパイソン仕様で
6プラットの縫製で左右SETと、
E36T仕様のリアスポーツシートもフロントの
レカロ縫製素材へと同時にカスタムです。
同じ縫製方法と申しましても、

素材が特殊ですから手配が大変です。
同素材の品質クオリティーにて前後のバランスを考えて
一連の流れで仕上げる予定です。
ブラックパイソンレザー仕様 

この素材は強い存在感と
独特なる風合いが魅力で御座いまして、
風合いだけで無く、
その雰囲気は勿論、
手触り感、そして耐久性、
質感の良さ、全てにおいて
この素材の持つ注目度は抜群なのです。
これからのインテリアのカスタムモディファイでの

主流となりつつある特殊素材でも御座います。

124オーナー菊地様の拘りは

それはもう半端では御座いません。
インテリアウッドも同時に現在の

タイガーブラックウッドから
明るめのチェスナットブラウンか、
紅いステッチに合わせて赤い

ウォールナット素材でと考えておられます。
黒い革に対して赤い糸をセンスよく

自然な雰囲気で引き立てせるのであれば、
組み合わせとしての色調バランスは

同じような色合いの同系色で揃えるよりは、
トーンを少し変えてグラデーション風の

チェスナットブラウンが
ある意味理想的なのかも知れません。
現在はSDスタンダードステアリング形状が

ブラックウッド仕様にて装着されておりますが、
今度はイメージを変えてSPスポーツ

ステアリング形状へと変更予定で御座います。
これと同時にステアリングも明るめのチェスナット

ブラウンへとグリップ部の素材を合わせます。
ウッドパーツは室内全部に至り
根本的な総入れ替えをと考えております。

それからオーディオカスタムで

加工された124 のダッシュボードも、
この際ですから全て最新マテリアルにて
張り直しで御座います。
素材は荒々しい皺が魅力のバッファロー調の

パイソンブラックレザー仕様を選択です。
センターコンソールも同時にアッパーの蛇腹部の

トレイも含めてハンドメイドで仕上げます。
これだけでは御座いません。Aピラー左右にBピラー

左右Cピラー左右にDピラーも全部同素材です。
シート2座席をレカロのCで決め、

それに合わせてリアシートASSY お約束のダッシュASSYに、
センターコンソールそれからドア4枚全部と

トータルコーディネイトで丹念に仕上げられます。

外観エクステリアとしてはフロントの

993ブレーキキャリパーを赤い色へと変更です。
それに伴いリアの純正ブレーキシステムは

F360リア専用キャリパーへと新しく装着予定です。
前後を正しく制動装置のキャパに合わせて
絶妙なる踏力のバランスを考えて装着。
この強化ブレーキ装置の制動前後のバランス感覚が
実は一番大切なのかも知れません。
許容力を超えたオーバーサイズでのピストン容量では
折角の制動装置も本来の意味を成しません。
菊地様の好みは赤というよりは正しくは
どうやら濃いオレンジ色がお好きなようで!
現在装着されているフロントブレーキの消耗個所も
距離と時間に合わせて定期的に交換させて頂きます。
室内のインテリアを極め、

ブレーキ廻りとメンテナンス点検を含めて
トータルでカスタムの予定です。
今後はリアの500ワイドバンパーをAMG Ver3から
専用ワイドバージョンへと交換されると、
この車両 Oettinger 3,6 ワイドワゴンは完璧なる
500スタイルへと生まれ変わると思われます。
画像は羽田様のE320T-3,6ワイドワゴンですが
順次菊地さまの画像をアップさせて頂く予定で御座います。

加古 俊文


























































































































































































































































































































































































2013年09月18日の水曜日

栃木県は那須塩原124スペシャルコンプリートエッティンガー3,6ワイド。
菊地さまのメルセデスベンツEクラスワイドワゴンの自分なりに気になる点を少々
20年近くが経過したウレタンフロンバンパーは変形が少々見受けられます。
ロアー部のフィンは塗装が剝がれポロポロ状態です。
そして填め込み式の2P構造のバンパーモールプロテクターは、
これまた経年劣化にてウェーブ状に波を打ち微妙な連続隙間が気になります。
フロントグリル下からも製品変形としての隆起ウェーブが発生して、
グリルの隙間「真正面から眺めた時」に山と谷が見受けられます。
左リアフェンダーに77mmの立て傷が気になります。
ヘッドライトレンズはガスケットパッキンが硬化して水漏れ状態です。
室内左側側面のサイドブレーキの軸受けが故障中です。
現在装着されておられるマフラーも保管状態はいざ知らず湿度が多いせいか、
美しきステンレス部と鉄パイプのジョイント部分に多くの錆が発生です。

ワゴン用AMG Ver 3リアバンパーは説明するまでもなく,
500仕様のワイドワゴン専用設計にスグにでも交換したいところです。
フロント500ワイドスタイルでサイドスカートも500ワイドシルエットと来たら、
製品が無いなら仕方ありませんが、在る環境という事であればそれはもうお約束のフォルム。
こうして世界に1台だけの特別なスペシャルマシンは生まれ変わるかも知れません。
エッティンガー3,6 / 12バルブのストレート6エンジンの醍醐味を思う存分に味わう為に!

加古 俊文





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