生まれ変わる500ワイドのステーションワゴンAMG E320T 3,6
2012年03月03日の土曜日はこんなカスタムモディファイ124でした。
ヘッドライトレンズを磨りガラスのライン入りから,
無色透明に近い透明クリスタルE500レンズへと左右で交換です。
爪が4カ所でパッキンで押し込まれて装着させるガラスASSY交換レンズタイプなのです。
E320Tのノーマルですと不透明な猫目ちゃんレンズと呼ばれ縦1本のセンター筋が自然発生します。
顔付が遠くから眺めると猫の顔に見えるから不思議です。
鈴木様の車両はリフレクターがブルーに色付けされている500スペシャルライト!
甲斐総店長によるさり気ないフィッティングで決める、
パーフェクトインストレーションによる交換です。
それからリアのAMG Ver2エアロを取り外し、
念願の500Tワイドフェンダー専用エアロへと入れ替え作業です。
まだペイントをさせておりませんから仮装着の状態で、
これから199ブルブラのボディーカラーへとペイントです。
センター出しのフッティングで微調整が出来るように、
アジャスタブルに造り込まれておりますからチリ合わせも調整次第ではドンピシャリです。
またAMGの Ver2エアロパーツの装着時のフィッティングクオリティーは、
ワゴン専用のエアロパーツでありながら、時代背景もかなり昔の開発デザインで、
サッコパネルにクロームモールディングが無い時代に開発されたせいか
Ver2時代のボリュームとアンフィッティングなる段差の残る肉盛りだったのです。
これにより分割式モールプロテクターとリアハッチの閉めた隙間の状態では、
クリアランスに当然の事ですが高さもチリも合わず、
しかもクロージングサポートがキチンと閉まった状態でも微妙な差が気になっていました。
さらにサイドの隙間はワイドフェンダーのチリに無理に合わせなくてはならないため、
両サイドを引っ張り気味に広げ無理なインストレーションを強いるため余計に隙間が発生していました。
これらの数多くの問題点を124ワゴンのリアバンパーだけは、
どうしても選択種も限られていたせいか避けては通れない大きな問題でもあったのです。
新車で納車されるAMGのコンプリートマシンですら、
最初からこの隙間とクリアランスと製品の品質クオリティーでしたから、
日本語を正しく考えればオリジナルに忠実というコトは、
これはこれで個人では仕方が無いという1つの世界観だったのかも知れません。
自分が18年前に新車で購入させて頂いたクルマ、
AMG E320T-3,6 ワゴンが当時納車された瞬間にこの場所を観て!
もしかしたらこの製品の寸法が狂っているのかも知れない!
とメーカーの品質を真剣に疑ったくらいの気になる微妙な隙間でした。
モールとのラインの繋がりも自然な位置で、
高さも肉盛りも全て製造時のフィッティング造形ラインに合わせて、
完璧に左右と高さのチリをミリ単位で見事なまでに適合せています。
この小さな小さな接合部の僅かなるチリ合わせが上手く行かないと、
どんなに職人技の塗装で綺麗にパーツを塗ろうとも、
また微調整で膨らみ具合を加工したり引っ張ったりしようとも無理なものは所詮は無理でした。
残念ながらカタチも体積も面積も違うため、観る人が視ればそれは一目瞭然のスタイルだったのです。
E320T 3,6ワイドの絶妙なる一体感や流れるようなあの美しき500フェンダーフォルムは、
インストレーションの加工技術で努力をどんなに重ねようとも偶然からは傑作は生まれては来ませんでした。
鈴木様の124ワゴンに対する拘りはそれはもう半端では御座いません。造形美からペイントのクオリティー、
それにフィッティングに最終仕上げの全体の雰囲気を含めての明確なる答えがキチンと存在していなければ、
それはそれで駄目だったのです。本気で124ワゴンを心から愛しているからこそ中途半端な妥協は出来ない、
厳しき審美眼とそれ相応のセンスを持った、筋金入りなる124オーナーの熱いご意見があったからこそ、
こうしてアフターマーケットにおいてアイディアや歯痒い点も含めて具現化され製品にも活かされました!
完成された高次元なセンスでクルマを仕上げて行けば、必ずや自然とどっしりとした正しい雰囲気と、
全体を包み込むような自然なる迫力と124独特なる格好良さとオーラーが滲み出て参ります!
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