2014年6月16日月曜日

普段着でさりげなく装着出来、しかも面倒なカレンダー機能が無いシンプルな機械式腕時計。GIRARD-PERREGAUXの心臓部を組み込んだ JEANRICHARDの1681ーRONDE AFF-3モデルの存在感。














AFF3 mechanical Tokyo
2014年06月16日 月曜日

ソーウィンドウジャパンの
谷口氏がAFF3へご来店。
AFF-3 オリジナルデザインの
シンプルな3針モデルの RONDE
GIRARD-PERREGAUXの心臓部を組み込んだ
JEANRICHARDの1681ーRONDEモデルの
文字盤デザインがようやく煮詰まって参りました。



デザインも少しずつ回を重ねると面白いもので、
同じ丸の中での41mm平面の限られた面積にも、
微妙な細かな場所がそれなりに変化してきます。
沸き上がるような錯覚にも似た直感的なデザインと、
視覚にやんわりとそして強く染み込んで来る
局部に使われたカラーインパクト。
この色と色との絶妙なる対比バランスとの
組み合わせは何とも云えません。


さてさて、この世に存在していないものは、
造ってしまおうというこのデザインと企画では御座いますが、
足し算というよりはどちらかといえばそれは引き算の世界での洗練デザイン。
モチロンすべてを新規で始めて 1 からという訳では御座いません。
既に存在している既存の定番レギュラーカタログモデルを、
局部だけリファインカスタムさせるだけなので御座います。


前回からの意匠変更はロンドの1681という
数字マークをやや濃いめの赤へとカラー変更です。
各種秒針はライムグリーンと赤の選択である程度の雰囲気を整えます。
限定本数 24本の4種類で試作プロトタイプの4本を加えると
合計100本の限定本数での製作なのです。


実は販売金額にもそれなりのゾーンが存在しておりまして、
スターティング約80万後半からの「GIRARD-PERREGAUX」
ジラールペルゴ社製のレギュラー製品にあえて対抗して、
リーズナブルな射程距離内で約40万円台後半の価格帯で発売する予定です。
姉妹ブランドとしてのJEANRICHARDの1681ーRONDEを
AFFシリーズのスペシャルモデルとしてスタンバイ予定なのです。
また嬉しい事に保証期間は1824日のロングサポートを採用予定です。
年数にしてそれは 長期 5年保証という流れを採用致しました。
使い始めて2年〜3年で保証切れなんて、
ある意味悲し過ぎる保証対応なのかも知れません。


デザインと耐久性の両立。

故障する可能性を出来る限り最初から排除させる勇気。
このカレンダー機能を排除させた恩恵が、
ロングサポート5年保証へと繋がりました。


調整が面倒で操作によっては故障の原因と呼ばれる、
リューズに負荷を強いるカレンダー機能は
この際ですからあえて製造段階から無くし、
シンプルなアラビア数字の規則正しい羅列デザインを
楽しむのが大人のデザインクオリティーのコンセプト。
カレンダーという機能が本当に必要か不必要かはさておいて、
日付けカレンダー機能付モデルを選ぶと
小窓の中で二桁の数字を追い掛けなくてはなりません。
選ばれる年齢層の方はもう既に老眼で
視力も低下している可能性も充分に考えられます。
文字盤に配列されたアラビア数字の位置は脳が最初から、
これらの12進法のポジションを認知していますから、
読み取りはさほど問題は御座いません。







デザインの配置隙間の空間バランスという視点で考えた場合も同じく、
この場合は数字の「3」のポジションを日付け確認小窓を嵌め込むために、
数字のポジションをレイアウト上犠牲にしなくてはなりませんでした。
バランスに優れた数字の「3」という奇数数字がこれにより視得ないなんて、
これこそある意味、自分にとっては不揃いな、
羅列欠損的な省略文字盤としての諦めデザインと同じ扱いなのです。
派手な機械式腕時計とは真逆な位置に存在するこれらのシンプルなる時計。
AFF-1  AFF-2  AFF-3  AFF-4 と色と数字の面白さ!
GIRARD-PERREGAUXの心臓部をさり気なく仕舞い込む
この間接的な奥ゆかしさが隠された魅力なので御座います。




加古 俊文



























































































































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