2013年04月25日の木曜日の続きです。その2
この日は家族3人で近所でランチでした。 その後、免許取り立ての初心者でもある娘の運転で江ノ島界隈まで適当に走らせました。 お馴染みのカイエン955スポーツクラッシックエアロを装着させて、 鎌倉界隈七里ケ浜のいつもの坂道で白カイエン955 を撮影です。 撮影に使用したのはDON様の秘密兵器で話題のSIGMAの150〜500mm超望遠レンズです。 カメラはNikonのD7100が修理中の為、代打でNikonD300Sへと装着でした。 DX 換算で66,6%のフォーマットですから単純に1,5倍の750mm相当の画角です。 22インチのRUFへとお約束のPCCB風なるイエローBIG キャリパーのインストレーション。 白い955ボディーへAFFスポクラエアロが奢られてこの組み合わせは何とも云えない存在感。
SPORTS CLASSIC 955を選択するという事。
955 純正風のボディーエクステリアフォルムをさり気なく大切にしたい! この955スポーツクラッシックエアロの開発コンセプトはシンプルにこんな感じでした。 既に完成されたポルシェの955 ターボエクステリアデザインを一切損なう事無く、 そして違和感無く純正風に仕上げるデザインは違う意味での大きな勇気が必要となります。 さり気なさ過ぎてエアロの装着後に気が付いて貰えないかも知れないという問題点なのです。 矛盾しておりますが、知らない人が視たら全然判らなくて、 知る人が観たら充分にその存在が解る。 自然なフォルムでのエクステリアとは非常に難しいある種控えめな忍耐力が、 カタチを決めて行くプロセスの中で強く要求されるのかも知れません。 派手にその存在を誇示主張させれば妙な後付け感が不自然に残る。 さりとて控えめすぎれば装着させる意味すらも価値を失うという矛盾点のバランス。 ストライクゾーンにの隙間は狭くてそれほど余裕が無いのが現状でも御座います。 オリジナルデザインなんていう言葉の響きは大袈裟に聞こえるかも知れませんが単純なのです。 決められた場所と体積の位置が本来の理想的なボリュームを持つ事から始めました。
肉厚の黄金比という体積比のバランスが存在します。 製造メーカーとしてのポルシェ社の955 車両開発段階で、 悪路走行時でのシャーシプロテクトデパーチャアングルの隙間を、 マージンクリアランスを含めて大きく取らざる得ない条件がもしも存在していたら? こう考えてみると理想と現実の隙間の方向性が自然と視得て参ります。 上のアッパーエクステリアフォルムに対して下側のシャーシが薄く削ぎ取られる結果になる筈でした。 ポルシェカイエンでSUVの究極な悪路オフロード走行をする人が一体何人くらい存在するのだろう? 世界中に販売させなくてはならない環境がそのデザインを安全マージンに落とし込む! 過酷なサハラ砂漠やドバイでの砂漠激走行も思案に入れられてあらかじめ計算させなくてはなりません。 簡単に開発段階でのエクステリアデザインマージンを逆流させれば失われた答えは視得て参ります。 車両開発での955モックアップ試作製作段階での理想的なボリューム観と、 レーシングフォルムの強い911シリーズ 997 RS-GT3のフロントシャーシエアロダクトの融合でした。 上品で違和感無くそれでいてポルシェらしく仕上げる純正風のデザイン! 仕上がって観ましたら想像以上に自然なフォルムでしぶくさり気なく完成してくれました。
加古 俊文
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