2013年04月23日の火曜日
千葉グループはあの石井様の2年に1度の継続車検の時期が到来です。 完成度の高さと全体から伝わるマッチョなフォルムは、 他の124とは比較出来ないくらいにさり気なく渋く自然に決まっております。 このワザとらしく無くさり気なく渋く自然にという言葉が意味するものは、 逆説的に表現すれば不自然であってはならないという事です。 それもそのはずです。専用設計のEURO FIVE 18インチAFFオリジナルの規格もの! ただでさえノーマルボディーの124シリーズに装着出来るアルミのサイズの数少なさ! マッチングやオフセットのレパートリーの少なさはオーナーでなくても知っている難しき世界観。 さらにワイドフェンダーにしてある車両なら選択の幅は絞られます。 そんなときに開発されたAFFとNEEZとの共同開発で誕生したEURO FIVEでした。
デザインはテクノマグネシオTYPE 201Bの18インチバージョンを採用でした。 実はこのEURO FIVE 18 インチを開発する以前に、 テクノマグネシオの輸入代理店でもある名古屋のジーラさんで、 特注17インチのマグネシュームAFFオリジナルホイールを4本だけ製作しました。 軽くてバランスが良いのですがオフセットが貧弱でフェンダーの中に入り過ぎでした。 真横から眺めたらそれなりに決まるのですが、 正面7:3の角度から観たら微妙に引っ込んで観得て弱いフォルムでした。
そこでオフセットを完全に指定して試作モデルのEURO FIVE 18インチの製作です。 製作依頼は元阿部商会 鍛栄舎のOEM でお馴染みのNEEZの大森氏へ特注でした。 全部で合計4種類の124ワイドオフセットを選択させ試験&テストドライブで約1年。 トライ&エラーを繰り返しようやく製品開発から市販品にまで漕ぎ着けました。 鍛造アルミで中心バランスに優れた鍛栄舎の品質とクオリティーは、 純粋なるバネ下荷重の軽減だけでなく真円度の追求にも抜群の効果を発揮です。 センターキャップのボア径がメルセデスキャップ仕様が20店舗のお店に流れ、 ポルシェキャップ仕様だけがAFFだけのオリジナルとして誕生でした。
この124ワイドボディーの為にアルミホイールの専用設計から始まり、 その次ぎは完璧な足廻りと車高のフィッティング各種オリジナルパーツへと広がりました。 エクステリアではフロントの専用500バンパーまでをも開発させマッチングとフォルムを追求。 ここまで追い込めば自然な雰囲気とそれなりの格好良さが滲み出てあたり前で御座います。 千葉の石井様は予算に応じて少しずつ1個1個自分の好みに合わせて、 焦らずにじっくりと的確に本当に欲しいものだけを妥協せずに順番に揃えました。 後はAFF 500オリジナルワイド専用のリアバンパーの装着と、 AMG社製のM104 エンジン排気量 3,6リッターを載せ変えれば完成です。 500ルックでしょとか?E320Tベースなんでしょ?とは云わせない男の夢の実現で御座います。 AMG 心臓移植まで終わらせれば完璧な3,6コンプリートとして生まれ変わります。 十数年後に後から手に入れるこのチューナーズブランド AMG コンプリートの領域こそ、 本当に求めていたカスタムモディファイ奥の深きメルセデスの醍醐味なのかも知れません。
加古 俊文 |
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