2013年4月12日金曜日

AMG G55L 生き物のような存在感は丸目2灯のライトからくる視線?










AMG G55L 2000年式 95563Km 


丸いヘッドライトレンズが左右で装着されたクルマは、
眺めているとまるで生き物のように感じてしまう時が御座います!
機械でありますから勿論これは錯覚なのは百も承知で自覚しております。
表情と表現するとこれまた微妙に難しく感じられますが、
ライトケースインナー部に球体プロジェクターレンズなんかがあると、
目の玉の中に黒目チックで余計に生き物のような雰囲気と瞳に思えてしまいます。
カメラの大口径レンズ表面の如きガラスの球体が贅沢な造形美にさえ思えます。
このゲレンデのデザインは30年以上も継続されているらしいのですが、
ゲレンデの基本デザインは何処からヒントを得て、
外観の顔付とエクステリアフォルムを決めて行ったのか?
勝手な憶測では御座いますが、
ゲレンデの元になった造形骨格が存在していたのかも知れません。
今から36年前の1977年頃にイタリアはランボルギーニ社がLM002,
ランボルギーニSUV車両 チーターのプロトタイプを発表。
角のデザインの中へ丸いヘッドライトを押し込めたインスピレーションは、
もしかするとこのランボルギーニLM002から発生しているのかも知れません。
時代的にも丁度偶然にもW460のゲレンデとLM002のチーターの時期が重なります。
ゲレンデ発表が1979年とチーターお披露目の時期が1977年という、
丁度2年近くのデザイン開発までに掛かった開きがそれに当てはまるのかも知れません。


Gクラス
(ジークラス、Mercedes-Benz G-Class)は、
ドイツの自動車メーカーダイムラー社が生産し、
同社がメルセデス・ベンツブランドで
販売している高級SUVである。
「G」とはドイツ語でオフローダーを意味する、
「ゲレンデヴァーゲン」(Geländewagen)の頭文字である。
1979年登場。NATO制式採用という実績も持つ
もともと軍用車両であったゲレンデヴァーゲンを
民生用にアレンジさせたものが、
現在のGクラスの源流である。
およそ四半世紀に及び、
いくどものマイナーチェンジを受けているが、
エンジンとインテリアを除く基本的部分については
当初の設計を受け継いでおり
発売当初から基本コンポーネントは変わっていない。

メルセデス・ベンツでは、
すべてのモデルチェンジをひとつの
Gクラスとして扱っている。
組立は、オーストリア・グラーツで行われているが、
エンジンはシュトゥットガルトから持ってきている。
日本では1981年に発売が開始され、
ショートボディやカブリオレ、
ディーゼルエンジン搭載モデルなど、
多種多彩なモデルが輸入された。
メルセデス・ベンツ 
ゲレンデヴァーゲンW460とは、
オーストリアのシュタイア・プフ社との
共同開発で生まれたのが
メルセデス・ゲレンデヴァーゲンである。
もともと軍用車両として企画され、
フランスではプジョー・P4として生産されていた。
ドイツでは1981年より販売を開始したが、
日本で正規輸入が開始されたのは遅く
1987年のことだった。 
日本正規輸入当初のラインナップは
直列4気筒・ガソリンエンジンを搭載した
230GEショートと直列5気筒・
ディーゼルの300GDロング
(ともに右ハンドル)で、
高性能版直列6気筒・ガソリンの
280GE系はされなかった。
230GEはオーバーフェンダーと
アルミホイールが装備されるが、
300GDロングに至っては
5ナンバー枠に収めるためともに装備されなかった。




ランボルギーニ・LM002





ランボルギーニが1986年から
1993年にかけて発売していた
オフロード4WDである。
元々はアメリカ
「MTI モビリティテクノロジー
インターナショナルの依頼を受け、
ランボルギーニが製作した
アメリカ軍向け高機動車の
プロトタイプが起源である。
その1台が1977年の
サロン・アンテルナショナル・ド・ロト で
「チーター」として発表された。
当初はのちに親会社となる
クライスラー製V型8気筒エンジンを
横置きでリアミッドシップに搭載していたが、
軍用車としての道が頓挫した後は
エキゾチックカー路線へ転身、
ランボルギーニ製 V型12気筒を
リアに横置き搭載したコンセプトカーを経て、
V12エンジンをフロントに移動させ、
縦置きとした「LM002」へと生まれ変わり、
1986年に市販を開始した。
鋼管スペースフレーム、FRP製アウターパネル、
アルミ製ドアからなるボディに、
カウンタックの5.2L - 
V型12気筒"クアトロバルボーレ"’
(4バルブ)をガソリンの質の悪い
地域も考慮に入れて仕様変更、
砂漠などの悪環境も考慮したエアクリーナー、
酷暑地域も考慮した
大型ラジエーターなどの変更などと共に、
オフロード走行に適するように改良された。
エンジンは最高出力450PS/6800rpm、
最大トルク51.0kgm/4500rpmを発揮し、
3t超の車両総重量を最高速度206㎞/hまで引っ張る。
ドライブトレインは副変速機付きトランスファーと
ZF製5速MTを備えたフルタイム4WDを採用。
燃費向上の為、
後輪駆動にすることも可能であった。
タイヤはパンクしても走行が可能な
ピレリ製の専用品(325/65VR17)を装着。
乗車定員はキャビン内の独立シートに4人、
ボディ後部はトランク、
もしくはエクストラで2人乗れる荷台となっている。
燃料タンクは290Lと
大型トラック並みの大容量を誇っていた。
シートやトリムの部分には
本皮革をふんだんに使用し、
エアコンやオーディオ、
厚みのあるカーペットまで装備するなど、
インテリアはエクステリアの印象と打って変わって
高級車そのものであり、
まさに現代におけるプレミアムSUVの
先駆けともいえる存在であった。
1993年に生産終了、総生産台数301台。

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