エクステリアデザインの奥深き魅力は、
911シリーズだけでは御座いませんが、
格好良く観得る絶妙なる角度が存在すると申しましょうか?
多分ノンターボシリーズNAポルシェ スペシャリティーで言うところの、
997後期デザインのGT3エアロが旬で個人的にもお気に入りなのです。
一度気に入るとこれまたさあ大変です。
同じような造形美を追求してみたくなるのですから堪りません。
リアのボリューミーな
オーバーフェンダーラインが魅力的な
Carrera 4Sをベースに、
ATですからMTとは違う街乗り重視で
大きなリアウィングスポイラーを
今回は採用しない手法で攻めてみました。
リアの前期997ワイドサイズのリアバンパーは
後期のGTSリアバンパーASSYへと入れ替えました。
テールレンズも後期の純正LED式の
テールランプへと左右1セットにて入れ替えです。
シンプルにリアは上品なワイドバージョンで
控えめな造形美で仕上げました。
フロントセクションはお約束の
997後期 MK-2 GT3 - RS レーシングバージョンで仕上げました。
もうここまで来たらある意味 病気かも知れません。
精神的な病は重症でそう簡単には治りません。
人生50年と織田信長は遥か大昔にそう申しました。
そして911も50thアニバーサリーを迎えました。
50年の月日は歴史的な大きな時間軸で括るところの
100年の半分では御座いますが、
ポルシェの911シリーズも
あれやこれやと50年の歴史です。
永いのか短いのかはさておいて、
皆様もご存知かと男もわれますが
人生は無限でありそして永遠では御座いません。
体力も細胞も精神力も思考回路も時代の変化とともに
大きく軌道修正されて流れて行きます。
残された時間が永く無いという思考回路は
ある意味論理的にも正しくはありませんが、
単純にあと20年くらいの時間の経過で
自分はいったい何歳なんだろう?
健康具合は維持出来ているのかな?
体力の衰えとともに運動神経に反射神経はどうなんだろう?
30歳から50歳に進化するのとはこれまた訳が違います。
今度は老朽化が加速して行く20年で御座います。
1日1日が貴重な月日なのに、
その本誌的な価値にすら気が付かないまま、
時が加速しながら過ぎ去ります。
ポルシェ911シリーズの中で特にこの997後期モデルは、
不思議な魅力を持つクルマなのかも知れません。
加古 俊文
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