メルセデス 制動装置の進化論 今昔物語。
18インチのアルミ EURO FIVEに2種類のタイプがあるのをご存知ですか? 上の18インチメルセデスキャップにアライメントホール5個の小さな穴があるのはスタンダードEURO FIVE そしてアライメントホールの痕跡も無くポルシェCAPが奢られているのがAFFオリジナルのEURO FIVEです。
この製品の誕生はNEEZの大森社長に製作を依頼して鍛栄社にて専用デザインを採用でした。
ベースになっているのは「テクノマグネシオタイプ201B」を原型に製作を開始させました。
ポルシェキャップ対応の12mmボルト専用アルミがAFFオリジナル、
それ以外のスタンダードEURO FIVE 18は全国20店舗のリミテッド展開でした。
EURO FIVEという18インチのラインナップはこの2種類で同時に誕生でした。 アルミを製作する1つのキッカケと理由は簡単でした。 大口径ブレーキシステムを装着させる為には強度とバランスを犠牲にしないアルミの選択からです。 18インチの内径クリアランスの中で強化ブレーキシステムを装着させる場合、 ストレートカットでリブの切り返しが無い鍛造アルミを製作する必要がこうして生まれたのです。 前置きが長くなりましたが、ブレーキシステムとこのアルミの関係は、 実はどちらか一方向だけの選択では簡単には済まされないのです。
今までの最大径のローター最大サイズは355mm、 ブレーキローターのクリアランスの関係上ポルシェ993をインストレーションしておりました。 今では時代も飛躍的に進化して約5年くらい前から8PODのブレンボ装着へ、 最大径360mmのBIG ローターシステムがようやく装着出来るようになりました。 実験と開発を繰り返して5年の月日は最低限でも必要な時間でした。 新しいモノへ簡単に飛びついて進化の流れに対応出来ない後悔を避ける為にも時間は大切です。 粉の出ない制動力バランスを考え抜いたブレーキパッドの開発も含めて3年の月日が流れました。 装着、実験、実際にある程度の距離をひたすら走らせ耐久性と製品の維持コンディションを確かめる。 こうして最強のブレーキシステムは満を期して登場して参りました。 下の画像は羽田さんのメルセデスE320T ワイドワゴンへ装着されたものです。 高性能で有能な造形物は外見の雰囲気にも自然と美しさが滲み出て参ります! 360mmの外周が意味する制動力の面白さ!踏んだ人しか理解出来ないのが非常に残念です。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿