2013年3月2日土曜日

Mercedes Benz E500 Wide AFF 500 Sports Racing  Front Earo Bamper Spoirer






どのような熱烈なる愛の対象物もやがては必ず、
時間の経過とともに熱が醒めて行くもの!

このようなある意味クールで残酷なる言葉を耳にしました。
あああ確かに熱烈な物欲モードなんてものは、
そうなんだろうな!と感じました。
大きな違いは遅いか早いかの時間の問題であって、
人間の欲望なんてものは環境は信念の違いで、
急速に移り変わるものらしいです。

永遠に生きられない動物の宿命も御座いますから尚更です。
でも放っておけばやがては醒めてしまう熱やら強烈なる想いも、
愛の力が加速される事で延命措置が可能となるのかも知れません。



愛とは何か?


調べて見るとこれがまたいい加減で簡単なのです。見返りを求めない無条件なる純粋な奉仕の気持ちを、
多分 都合良く「愛」と呼ぶらしいのです。

カスタムモディファイの世界に共通する精神哲学に似ています。

損得勘定だけでしか物差しを持ち合わせられないと多分、
趣味の世界ほど、逆につまらない出来事へと、
本人の意志とは関係無く大幅に脱線していく恐れも御座います。



長野からお越しの小林さんは、
豪雪地域に認定された場所からの遠路遥々ご来店でした。
片道約300Kmの距離を往復で計算すると、
約700Km近くの積算距離となるそうです。
目的は大好きなメルセデスW124036のイメージチェンジでした。
フロントのバージョン2のAFFワイドエアロの装着です。
距離が離れておりますから製品に色を塗ったり、
還したりとかはモチロン即日では出来ません。



AFF1までの道のりは途中の高速道路代に燃料代、
貴重な時間を犠牲にしなければ基本的には辿り着きません。

販売店側は事前にペイントを仕上げ用意スタンバイ、

させておく事前段取りの必要に迫られます。
小林さんの500ボディーカラーは、
純正標準のメルセデス指定の標準カラーではなく、
009のカスタムメタリックでオールペンされた車両なのです。
色を完璧に調色させドンピシャリとあわせる事など、
ある意味 神の領域であり不可能なので御座います。



完璧主義者な性格だったり、
ドエスチックなヒトでも困ります。
トーンが濃いか薄いかを勘で調色させてスタンバイさせるこの賭け!
これも大きな愛のパワーなのかも知れません。
色合いはサファイヤブラックで
トーン10%やや濃いめで組み合わされました。


009サファイヤメンバーが偶然も同じ日に顔合わせです。

そして東京方面からはお馴染みの日覚さんのご来店です。
日覚さんはなんとプロが尊敬する領域で活躍される、
写真家の先生でもあります。
徳永英明さんの専属カメラマンも務めます。

AFF500オリジナル軽量レーシングバンパーVer1を、
以前にも装着してくださっておられます。


この日はリアデファレンシャルのOHと、

124036シャーシセッティングのブッシュ入れ替え作業でした。

モチロン部品交換後のシャーシアライメントも完璧に!
愛があればメルセデスの124はまだまだキチンと蘇ります。

加古 俊文







Mercedes Benz E500 Wide  AFF  Sports 500  Ver 2 Racing  Front Earo Bamper Spoirer 




この製品の魅力をこのブログ上で説明するのが少しだけ面倒なのです。
なぜならば124の500ワイドボディーとその奥深き領域に全然無関心で、
ましてや要らないヒトにしてみれば、
それは何の意味すらも持たないかつての造形物であり、
最悪はお部屋のインテリアにもなりません。
ですから中途半端に物欲モード全開で欲しがられても困ります!



Mercedes Benz E500 Wide AFF 500 Sports Racing Ver 2   Front Earo Bamper Spoirer



この製品はバンパーモールプロテクターが最初から組み込まれた造形美で設計されています。
ウレタン製品特有のオーバーサイズへの熱変形やダウンサイジングの歪みが起りません。
ナンバープレートの位置は理想的な傾斜角へと装着出来るようスラント角まで決めてあります。
FOG LAMP ASSY が500純正の小型プロジェクターがそのまま使用出来る組み合わせです。
AMG Ver2のド迫力とAMG Ver 1の洗練された中間的スタイルを採用なのです。
500ワイドボディー専用設計でメーカー純正ウレタンバンパー以外で、
キチンと車輌側へと的確にインストレーション可能な製品はある意味非常にレアなのです。

20年近くが経過した現在、今頃このような製品をリリースさせている奇特な販売店も稀です。


Mercedes Benz E500 Wide AFF 500 Sports Racing Ver 2   Front Earo Bamper Spoirer 



この製品には解るヒトにしか判らない
ある意味理解し難い仕掛けが施されております。
近所のおばさんや親戚のおばさん、通りがかりの通行人や、
クルマに全然関心の無いヒトからは、
まず間違ってもアフター装着モノなんだと、
変に勘ぐられたり気が付かれる事はありません。
違和感の無い上品なデザイン故のデメリットかも知れません。
500の熱烈オーナーには敏感に悟られる恐れも御座いますが、
その場合でも非常に稀なケースで現場で自らが説明しなければ、
多分自分の500車両しか眺めない性質上 簡単には気が付かれません。
上品でシンプルそして違和感の無いデザインとは、


いつの時代もそのような多少のハンディーを背負うのが宿命なのです。



Mercedes Benz E500 Wide AFF 500 Sports Racing Ver 2   Front Earo Bamper Spoirer 



この製品を30分以上に渡ってウェブサイトで眺めないようにして下さい。
突如として趣味の世界にスイッチが入る危険性があるからなのです。
自信があるから電話しません!とかTVコマーシャルが御座いますが、
電話されても受話器側の音声だけでこの製品の魅力を、
正しく500オーナー様へとご理解して頂けるだけの自信が逆に御座いません。
金額も決して安い領域に量産拡大販売へとスタンバイしている製品でもありません。
この製品の魅力をこのブログ上で説明するのが少しだけ面倒なだけなのです。

Nikon D3S 105 mm Macro  加古 俊文






























































































































































































































































































































































































































































































































































Mercedes Benz E500

フロントのグリルをボディー同色の009へブラックアウト!
正しくはサファイヤ009アウトという手法です。
このフロントグリルは中古品へと009カラーでペイントした製品です。
Sグリル特有の中身の具が熱膨張と収縮の繰り返しで劣化しラインが乱れます。
やがてはモールと裏側のプラスティック部が反りもストレートラインも合わなくなります。
そこで小林さまは臨時でこの009サファイヤグリルへと交換されたのです。
グリルはクルマの顔でもあります。ということで定期的な交換が理想なのです。
装着後は観ての通り、クローム時代のS グリルとは全くの別次元。
気のせいか全体的に500の車高も随分と低く観得ます。
ナンバープレートの取付位置と傾斜角度の絶妙なるバランスが成せる技でしょうか?
トータルバランスと小林さまのセンスが少しずつ、
この500ボディーに自然と滲み出て来るではありませんか!

かつての1980年代後半にリリースされていたAMGのコンプリートマシンは、
メルセデスの傘下でも認証指定工場契約も御座いませんでした。
ということで製造メーカーとしてのポリシーが違うという扱いで、
メーカー純正のスリーポインテッドスターマークを排除し、
チューナーメーカーとしての3文字のアルファベット
「AMG」エンブレムへとボンネット中央部へと意図的に入れ替えでした。
当時のメルセデスのイメージカラーは199カラーコードのブルーブラックでした。
グリルからモールまで全てのクローム素材がボディー同色にて塗られる、
ブラックアウトと呼ばれる「ドボンペイント」手法が見受けられました。
白いボディーはホワイトアウトで全部が白く、
銀色も同じくボディー同色のシルバーアウトで仕上げられました。
ドボンペイントとは正式名称では無く、
塗り分け部分やメッキやクローム残しという概念を捨てて、
塗装の池に沈めたような統一色の使い方を意味する造語なのであります。

まだまだ小林さんの124カスタムモディファイは続きます!

加古 俊文







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