どのような熱烈なる愛の対象物もやがては必ず、 時間の経過とともに熱が醒めて行くもの!
このようなある意味クールで残酷なる言葉を耳にしました。 あああ確かに熱烈な物欲モードなんてものは、 そうなんだろうな!と感じました。 大きな違いは遅いか早いかの時間の問題であって、人間の欲望なんてものは環境は信念の違いで、
急速に移り変わるものらしいです。
永遠に生きられない動物の宿命も御座いますから尚更です。
でも放っておけばやがては醒めてしまう熱やら強烈なる想いも、
愛の力が加速される事で延命措置が可能となるのかも知れません。
愛とは何か?
調べて見るとこれがまたいい加減で簡単なのです。見返りを求めない無条件なる純粋な奉仕の気持ちを、
多分 都合良く「愛」と呼ぶらしいのです。
カスタムモディファイの世界に共通する精神哲学に似ています。
損得勘定だけでしか物差しを持ち合わせられないと多分、
趣味の世界ほど、逆につまらない出来事へと、
本人の意志とは関係無く大幅に脱線していく恐れも御座います。
長野からお越しの小林さんは、 豪雪地域に認定された場所からの遠路遥々ご来店でした。 片道約300Kmの距離を往復で計算すると、 約700Km近くの積算距離となるそうです。 目的は大好きなメルセデスW124036のイメージチェンジでした。 フロントのバージョン2のAFFワイドエアロの装着です。 距離が離れておりますから製品に色を塗ったり、 還したりとかはモチロン即日では出来ません。
AFF1までの道のりは途中の高速道路代に燃料代、
貴重な時間を犠牲にしなければ基本的には辿り着きません。
販売店側は事前にペイントを仕上げ用意スタンバイ、
させておく事前段取りの必要に迫られます。 小林さんの500ボディーカラーは、 純正標準のメルセデス指定の標準カラーではなく、 009のカスタムメタリックでオールペンされた車両なのです。 色を完璧に調色させドンピシャリとあわせる事など、 ある意味 神の領域であり不可能なので御座います。
完璧主義者な性格だったり、
ドエスチックなヒトでも困ります。
トーンが濃いか薄いかを勘で調色させてスタンバイさせるこの賭け!
これも大きな愛のパワーなのかも知れません。
色合いはサファイヤブラックで
トーン10%やや濃いめで組み合わされました。
009サファイヤメンバーが偶然も同じ日に顔合わせです。
そして東京方面からはお馴染みの日覚さんのご来店です。
日覚さんはなんとプロが尊敬する領域で活躍される、
写真家の先生でもあります。 徳永英明さんの専属カメラマンも務めます。
AFF500オリジナル軽量レーシングバンパーVer1を、
以前にも装着してくださっておられます。
この日はリアデファレンシャルのOHと、
124036シャーシセッティングのブッシュ入れ替え作業でした。
モチロン部品交換後のシャーシアライメントも完璧に!
愛があればメルセデスの124はまだまだキチンと蘇ります。
加古 俊文
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