2013年10月23日水曜日

GT3 カスタムモディファイを目指すドラえもんBLUE 3 911 黄金期と呼ばれる「3」の付く10年周期








2013年10月24日の水曜日

911シリーズの中でデザイン的にちょうど旬のストライクゾーンと思われるのは
2008年〜2011年製造の997後期の造形デザインなのかも知れません。
最新型の991のデザインは10年先行く造形フォルムの為、まだまだ目が慣れていないのかも、
ここ数年後の991のエクステリア各部のマイナーチェンジでどう変化して来るのかが楽しみですが、
室内インテリアの構造は997後期が個人的には好みの雰囲気なので御座います。
テールレンズの処理を含め997の特に後ろ姿が何とも云えない魅力なのです。
特装車両でお馴染みのGT3の完成度やスポーツクラッシックスタイルのあのバックシャン、
大きさと塊感から来るポルシェらしさが一番911シリーズの中で美しいと思えるから不思議です。
991が発売されGT3モデルを見据えた結果、997後期のデザインの魅力がハッキリと確立しました。

1993年

黄金期と呼ばれる「3」の付く10年周期

今から20年前「1993年」にはメルセデスの124の造形デザインに惚れて124シリーズを入手。
124シリーズのボディーのバリエーションも数多くその中でワゴンボディーを選択でした。
E320Tと呼ばれる右ハンドルの標準ステーションワゴンの入手でした。
諸経費込みで1000万円を何となく超えてしまう領域でした。
正確には1070万円というプライスの設定でした。
870万円の車輛価格に本革オプションで31万円追加、
スライディングルーフで24万円追加、メタリックペイントで40万円追加、
あれやこれやで合計200万円近くのスティルス追加オプションプライスに、
税金やら諸経費を込めて合計して行くとAMGプライスに近寄ります。
こんなことならフルオプションのAMGコンプリートの方が逆に安いのでは?

その半年後にAMGのコンプリートマシンと呼ばれる 
憧れのAMG  E320T-3,6を縁が御座いまして追加で購入でした。
諸経費込みで販売価格が1460万円を超えてしまう領域でした。
1993年〜1994年の間に2500万円近くの出費でした。
124カスタムモディファイがここから始まりますから当然これでは終わりません。

2台の124092を徹底的に比較してこの小さな各部の違いを勉強するのが目的でした。
AMG E320T-3,6の魅力をE320Tへ移植させる場合はどこの部分に魅力が宿るのか?
3,6リッターのチューニングエンジンを含めエアロパーツの存在、EXシステム、
足回りの違いやらインテリアスポーツシートの違いを徹底比較する環境に恵まれました。
魅力の追究とは本当に面白いもので小さな部品の連続技が大きな満足に繋がる。
少しずつ憧れの高い位置からスタンダードな低い位置へとカスタムは流れ、
時間を掛けてゆっくりと124を味わえる環境が作られて行きました。
初期投資と言う訳では御座いませんが本質的な魅力は体験してみなければ解りません。

やがてはこの124092のワゴンボディーバリーエーションには存在しない、
ポルシェとの共同開発で誕生させた箱型の500のスポーツセダンが存在しておりました。
しばらくしてからさらにW124036  500のワイドフェンダーザインに大きな引力を感じました。
究極にはワゴンボディーへV8 M119エンジンを搭載させた幻のE500Tの存在なんかも加味して、
ワゴンでワイドボディーを目指す流れとスポーツセダンの500を極める手法の2種類でした。
124092のボディーをワイドにさせるためにノーマルのE500スポーツセダンを1台購入しました。
500の持つポテンシャルを徹底的に追いつめて足回りからEXシステム、アルミホイールまで製作、
エンジンのチューニングも含めてボディー以外は全て手を入れて行きました。
500のカスタムモディファイの流れとワゴンボディーのカスタムモディファイの流れの開始です。
E500はエンジンを5,8へ排気量拡大の為、工場へマシンを長期入庫でした。
その間に500Eの燻し銀744をもう1台影武者で追加購入しました。
500の複数台所有です。新旧の違いを徹底比較にて体験する為には、
同じようなベースの124036の2台がどうしても必要でした。

こうして124092のお気に入りEクラスワゴンボディーに、
オーバーフェンダースタイルとして500ワイドを組み込むボディーワークの流れも誕生です。
カスタムの主流はお気に入りの124ボディーを選択した後に、この500スタイルへとカスタムさせる手法。
400E/E420のワイドボディーやE320のワイドボディーそしてAMG E320T-3,6のワイドボディー
これらの124カスタムの最大の魅力はトッピングポルシェDNAの世界観から順次発展でした。
124ワゴンと500セダンの魅力が際立ちAFFオリジナルパーツが数多く誕生して行きました。

2003年


そんな時2003年の時代の流れ10年周期で御座います。
黄金期と呼ばれる「3」の付く10年周期
今度は4500ccのポルシェ製造のV8エンジンを搭載させた、
究極のポルシェワゴンとして発売されました。
その名はご存知ポルシェのカイエンシリーズです。
500セダンのV8エンジン搭載と124ワゴンボディーのミックスを、
天下のポルシェが製作なのですからこれこそ理想的なカテゴリーの登場でした。
驚くべき内容はそのポルシェカイエンの新車販売価格の異常な程の安さでした。

911シリーズの値段とは比較にならないくらいにリーズナブルな金額設定でした。
V6 3200ccエンジンを搭載させたベースグレードの、
スタンダードカイエンがなんと590万円台から新車で購入出来るのです。
オプションは別でセレクトですから金額は700万円くらいには膨れ上がります。
V8 4500ccNAエンジンを搭載させたS中間グレードの、
カイエンSがなんと870万円台からこちらも新車で購入出来るのです。
V8 4500ccツインターボエンジンを搭載させた最上級グレードの、
カイエンターボがなんと1360万円台からこちらも新車で購入出来たのです。

特に初期型の955ターボデザインなんかは完成された造形美に、
オプションフル満載での過剰品質での造り込みでした。
金額は当時で1360万円で諸経費込みで1500万円コースでしたから
正直とても手が届きません。入手出来る領域ではありませんでした。

V8エンジンを搭載させたNAエンジンのカイエンSを選択。

分割払い60回払いで新車でこの955カイエンSをポルシェディーラーで購入です。
諸経費込みでカイエンSは合計1070万円コースでした?
これはもしかしてメルセデスのワゴンと同じ金額ではありませんか?
しかもターボモデルは改定後のE500と同じ金額です。
そして2年後には釜谷社長のお下がりの955カイエンターボを中古で購入でした。
2年オチでコンディションも新車と変わらずに約1000万円くらいです。
2台とも8EのシルバーボディーでSは最初から955ターボルックで仕上げました。
自動車雑誌ゲンロクでロングタームテストで955カスタムモディファイの連載
ターボルックから今度はAFFオリジナルエアロボディーへと流れは進化して行きました。
クルマのカスタムモディファイとはインスピレーションと旬の組み合わせなのかも知れません。
こうして必ず10年単位でシンプルなベースモデルと、
スペシャルモデルの2台が短期間で集まります。

2013年

黄金期と呼ばれる「3」の付く10年周期が2013年の秋かも知れません。
今回は縁あって997の後期モデルに軸が定まりました。
まずは開発車輛としての911カレラS 3,8 と同じく911 GT3の2台をスタンバイです。
2台のクルマを構成させる小さな違いとは何か?この領域をじっくりと探って行きます。


加古 俊文





















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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