2013年3月31日日曜日

Mercedes Benz W201 190E 199ブルブラ復活計画。その3






Mercedes   Benz   W201024  190E  1989 

復活計画その3 2013 03 31
蘇る黒い子ギツネ

思い立ったら即行動、
この精神哲学が大事なのは説明するまでも御座いません。
190E 復活蘇生計画は低予算の範囲内で徐々に復活の兆しを見せながら、
ゆっくりとのんびりと進みつつ御座います。
でも作業内容はさり気なく適度にスピーディーに!
お約束の定番ともなりつつある 90年代初頭のAMGブラックアウト!
フロントグリルを予定通りに塗装の池に沈めるドボンブラックにしてみました。
199ブルブラボディーはこのオールブラックドボン199ブラックにさせるだけで、
なんとも言葉に表現出来ないくらいに怪しくそして妖艶なメルセデスらしさを放ちます。
引き締まるボディーの存在感とでも云いましょうか?
こんなに小さくてもそれはさり気ない一人前の不良なのです。
AMGのフルエアロを装着させなくとも雰囲気は不思議と大きく変化して行きます。
最低限の投資で最大限のイメージチェンジを楽しむのもこのカスタムの面白さです。
メルセデスというネーミングで表現するならばこの車種は聴こえが宜しいようで!
でも黒塗りの箱形ベンツと聴けばその存在はたとえどんなに小さくとも、
怪しげなイメージや先入観までをも全ては拭い切れません。
コンパクトメルセデスの面白さ!
次回はリアドアの開閉部分の安上がり修理のご案内です。

加古 俊文

NikonD7100   AF VR NIKKOR 80-400mm 1:4,5 5,6D  にて撮影です。





























Mercedes   Benz   W201024  190E  1989 復活計画その3 2013 03 31

蘇る黒い子ギツネ

AMG の希少な3Pアルミが装着されておりますが、
基本的にはAMG モノブロックの1Pであればサイズも雰囲気も17インチが好きですから、
多分今後は掘り出し物の出現を考えて交換する予定でと考えております。
センターキャップはこの時代の鉄の掟、無印ツルツルキャップが装着されております。
スリーポインテッドスターを排したカスタムモディファイの1つの手法でもありました。
カラーリングは同じくセンターディスクを199ブルブラで仕上げリムはポリッシュシルバー仕様。
この組み合わせが1989年当時のAMG風な199ブルブラボディーにはよく似合います。































Mercedes   Benz   W201024  190E  1989 復活計画その3 2013 03 31

蘇る黒い子ギツネ

思い立ったら即行動が微妙に難しいのがエンジン関係の気になるところ!
簡単メンテナンスで交換させたいところは電装系の心臓部でもあるバッテリーとオルタネーターです。
その次ぎはタペットカバーガスケットの交換と冷却水廻りのホース類にラジエーター本体でしょうか?
サブラジエータータンクの中も黄ばんで水量センサーも出来れば同時に交換させたいところ!
お次ぎはプラグコード全般にエンジンメインハーネスASSYの交換と続きます。
このセクションはまた次ぎの機会にということで!


加古 俊文

NikonD2X   AF VR NIKKOR 105 mm 1:2,8 D  にて撮影です。


Mercedes   Benz   W201024  190E  1989 復活計画その3 2013 03 31

蘇る黒い子ギツネ

24年の時間の流れで考えるとやはりインテリアも微妙に気になります。
ステアリングはAIR BUG 対応のレトロキットに交換させてイメージチェンジです。
パネルは色褪せヒビだらけなのは説明するまでも御座いません。
取り外せるものは全て取り外し修理の為にリペアに出しました。
本当はシフトノブやらシフトゲートまでも手掛けたいのですが、
最小限度の修繕リペアコストで仕上げる為にもこの領域は今のところ我慢で御座います。
門脇様がMDからCDへと入れ替えられましたアルパインのHEAD UNITが装着されています。
エアコンの効きも風の強さもギリギリ大丈夫な範囲です。


加古 俊文

FUJIFILM X20  にて撮影です。



































































































































































































2013年3月30日土曜日

ポルシェカイエン957 GTS 956仕様 








2013年03月30日年度末近辺の土曜日


トランスポート957GTS超特急エクスプレスワゴン!
緊急入荷のブツを受け取りに細い民家の隙間やら渋滞の裏路地を957 で移動でした。
横浜は都筑から東名青葉〜横浜町田〜経由で佐川急便瀬谷営業所の裏路地まで、
そこから国道246号線経由で東京方面〜青葉インター〜東名終点の世田谷インターまで、
環八経由の大田区周辺からジョイントして環七まで抜けて高級住宅街を彷徨いながら無事到着。
このカイエンのボディーサイズは丁度良いコンパクトサイズです。
狭い昔ながらの裏路地から一方通行やら民家の抜け道まで、
結構大きめのサイズと思われがちですがギリギリサイズで楽しい移動でした。
短時間で的確に走りそれなりの荷物の運搬量やら貴重なブツを、
確実に届けるのに適した最高のトランスポートEX PRESSワゴンなのかも知れません。

加古 俊文















































ポルシェカイエン956仕様とは何か?



初期型のカイエンが955シリーズでマイナーチェンジされた次期モデルに相当するのが957と呼ばれます。
基本骨格は初期型の955シリーズもマイチェン後の957シリーズも共通ボディーでパーツの流用性が御座います。
逆に流用性が殆ど無いのは955と957が互換性があるのですが最新型の958シリーズのような、
フルモデルチェンジバージョンとは生産ラインと骨格基本デザインが根本的に違います。
955時代には徹底的にコスト無視でポルシェ社の威信を掛けて生産されましたから、
各部の造り込みも品質もそれはもう最上級レベルなのではないかと勝手ながらにも推測されます。
せっかく素晴らしい955のデザインも時代の流れでしょうか?マイナーチェンジの時期には逆らえません。
変化を加えながらもMC後の雰囲気を新しく違いを客観的にも理解出来るようにさせなければならないのです。
メーカーから指令を受けたエクステリアフォルムを担当されたデザイナーさんの気苦労を察します。
957は957で時代の流れに即し素晴らしく進化しているところは前向きに受け入れたいものです。
個人的には左右のフロントフェンダーが大幅に拡大されライトの中心軸が広がりました。
957ターボデザインや957 GTSのラジエーター開口部のデザインは、
進化に相応しいスタイルを取り入れ斬新でこれはこれで結構好きな957独自のフォルムなのです。
マイナーチェンジで施されたようなメーカー側の進化は本当に100%正しいのか?
疑う気持ちなんてのは不謹慎で御座いますが、全部を無条件で受け入れられる訳ではありませんでした。
























ポルシェカイエン956仕様とは何か?

955の素晴らしいデザインと957の新しく進化したデザインを違和感無く統合させる事が出来るのなら?
こうして957シリーズから955シリーズへと局部的に先祖帰りさせたフィルムでの956仕様が誕生しました。
リアセクションの完成度は955の方が自然な雰囲気で落ち着いたデザインなのではないでしょうか?
957シリーズではテールレンズの角にアクセントが加えられリブのプレスラインも加えられました。
最初は斬新なデザインなのかも知れないと受け入れてぼんやりと眺めておりましたが、
どれだけ時間が経過しても惚れ込むようなしっくりとしたフォルムに対しての違和感が消えません。
この何とも表現出来ない微妙な異物を拒絶するような違和感は一体何処から生まれてくるのだろう?
見れば視る程に取って加えたような付け足しのデザインと最初からの設計の決定的な違いでしょうか?
個人の感性でポルシェ社の決定したエクステリアフォルムのデザインなんぞに文句等付けられません。
好きか嫌いか?単純に好きになれなかった造形美の微妙な余韻がどうしても957のテールには残るのでした。
無いものは1から自分で作り替えてしまおう!個人のしかも趣味のクルマですから個人の自由で御座います。
こうしてプライベートデザインは957のサイドフォルムとリアセクションを、
かつての素晴らしきバランスを持つ初期型955スタイルへと違和感無く自然なフォルムで変化させました。
個人の勝手ですからお店のスタイルとしてはこの組合わせを957オーナーの顧客さまには提唱してはおりません。
完成されたカイエンのデザインエクステリアフォルムは純粋に好きか嫌いかだけの問題かも知れません。
自分個人はこの956仕様がものすごく気に入っております。世界に1台だけの混血児では御座いますが、
こんな亜種的な存在の ポルシェカイエン957改 956 GTSがあっても良いのかも知れません!


加古 俊文




Mercedes Benz W201 190E 199ブルブラ復活計画。その2







Mercedes   Benz   W201024  190E  1989 

復活計画その2 2013 03 30

蘇る黒い子ギツネ

今観ると何故だか角のデザインがさり気なくて、
非常に美しいコンパクトメルセデス190Eです。
さてさて復活計画なんてテーマを与えられると、
これまた妙な意地が微妙に芽生えて無尽蔵にお金を掛けて、
蘇らせてしまうようなバブリーな真似は出来ません。
予算はポケットマネー単位で少しずつ何が出来るのか?
ここら辺のシビアなる問題を徐々にクリアーにさせながら、
さり気なく満足感を探るカスタムモディファイの旅でも御座います。

気になる点はフロントグリルインナー部の材質の老朽化です。
クロームメッキされた部分はまだまだなんとか我慢出来ますが、
灰色のプラスティック部が色褪せて水分も抜けてだらしない色に!
199ブルブラのボディーですから思い切ってドボンペイントです。
ドボンペイントとはオール199ブルブラへと塗ってしまう手法。
金額は5,000円〜6000円程度の激安ドボンペイントを選択です。

リアセクションで気になるポイントはトランクが凹んでいる点です。
トランクオープナープッシュボタンのすぐ左横の場所です。
理想的にはトランク全部を199ペイントして美しく蘇らせたいのですが、
復活計画での予算ベースでそんな絵空事のような夢のプランは、
公共事業でも御座いませんから許されません。
局部修理とぼかし色合わせエコノミーな修理という選択なのです。
局部修正ではデントリペアという修正方法も御座いますが、
ハゲも御座いますから色を塗らないと塗装面の復活も難しいと判断。
トランクの凹み局部修理の予算は8,000円以内の修繕法を選択です。
この他にもトランクモールリッドの色褪せも激しく割れもあります。
こちらのパーツは純正パーツが安ければ新品でオーダーです。


高ければ199ドボンペイントもしくは
ピアノブラックへと色替えです。
モールの金額は2,000円〜3000円程度の
激安ドボンペイント法をまたまた選択です。
バンパーモールプロテクター前後の色褪せは我慢出来る範囲かな?
こうした視覚的に飛び込んで来る細かな局部にこそ、
復活計画としての醍醐味や面白さが宿るのかも知れません。

加古 俊文

NikonD300S   AF VR NIKKOR 80-400mm 1:4,5 5,6D  にて撮影です。




Mercedes   Benz   W201024  190E  1989 

復活計画その2 2013 03 30

前回の記事をおさらい引用です。
以下同文

今観ると何故だか角のデザインがさり気なくて、
非常に美しいコンパクトメルセデス190Eです。
平成元年7月 この車両は門脇様のお父様が
1989年当時新車で購入されて以来、
門脇様が学生時代から引き継ぎ、
永年大切に所有されて来た思い出深きクルマなのです。
門脇奥様が所有され、旦那様はAMG E320T-3,6ワゴンという、
199ブルブラのメルセデス2台体制の複数台所有でした。

エンジンはシンプルな M1026型のSOHC
 4気筒で排気量 2,000ccが搭載されています。
ある意味クラシカルメルセデスで流通での
車両下取り残存価値はそれほどありませんが、
価値があるとか無いとかは別にして
25年間の愛着や思い出が沢山詰まったクルマなのです。

WDB201024-2F621663 右ハンドルのゼブラウッド
内装黒本革仕様の本格インテリアなのです。
また足廻りは希少な16インチのAMG 3ピース
アルミホイールを装着させたスタイルです。
 寸法は 長さ 4450mm  幅 1690mm
高さ 1390mm でスモールコンパクトセダン。
1人〜2人程度ならこれで充分なる
パッケージサイズとポテンシャルなのです。
アクセルを踏み込んでいった時に感じる
車速域での加速はややスローリーですが、
勢いが乗った時の安定感や波乗り具合は
ある意味最高レベルのフィーリングです。
25年の歴史でクラシックカーの領域の
扉を開ける小型コンパクトセダン!
これを機に復活蘇生で綺麗に
生返らせてあげたくなるから不思議です。

加古 俊文

NikonD300S   AF VR NIKKOR 80-400mm 1:4,5 5,6D  にて撮影です。










2013年3月29日金曜日

AMG G55L 2000年式 14年間の流れ









AMG G55Lで走行距離約400キロ相当の日帰りテストラン!



いままでが小さなノーマル標準純正の制動装置でした。
しかも結構な重さでの重量級4ポッドブレーキシステムから、
8ポッドの380mm径のブレンボ強化ブレーキシステムへと前輪左右を変更でした。
ということで箱根〜伊豆方面でも軽く山道でのテストランという訳では御座いませんが、
この強化ブレーキの性能や制動力がこれまた別次元なのは今更説明するまでもありません。
当たり前の事ですが、今までの標準ブレーキシステムには、
もうこのテストラン体験後からは感覚的に元へは戻れません。
人間の五感というものはシビアでしかも相当感覚的にも贅沢なもので、
一旦少しでも上の制動フィーリングやそのランクを覚えてしまうと、
そこから努力や意識ではとても下のランクには下がれないという事なのです。
安全を入手させる為に投資した金額の高い安いはそれは多少なりとも御座いますが、
手を抜いてはならない場所が安全装置として存在しているこの制動装置なのだと思われます。




リキモリエンジンオイルの全量交換で高速道路での走りのフィーリングも劇的に変わりました。
気持ちいい!なんて抽象的でありふれた言葉はある意味的確では御座いませんが、
機械の摩擦係数やら内部の圧力変動がこれほど大きく変わるのですから本当に堪りません。
空気に曝され酸化と熱による成分の老朽化が急激に進むオイルの世界。
インターバルも約3ヶ月に1度で合計年4回程度のコストは、
逆に距離で管理する交換方法とは違った安心感が得られます。
3000キロ毎や5000キロ毎という数字も長期では段々と意識から消されて行きます。
こちらのほうがコンディションを深く考えたら安いくらいなのではないでしょうか?
そうです。エンジンオイルにも賞味期間に匹敵する時間の有効性があるのだと思います。
クルマのコンディションが良くなるだけで体感フィーリング全部が、
想像以上に大きく変化して行きます。
305/50R20の新しいタイヤを4本全部新しくすれば、
これまたフィーリングは当然別世界。
残された細かなパーツはそれからで御座います。

加古 俊文