2013年5月7日火曜日

蘇るE320スポーツセダン AMG社製のM104ユニット36エンジンを搭載。





2013年05月07日の火曜日

星野様のMercedes Benz Eクラス。
W124032 /E320スポーツセダンの目出度い納車で御座います。

一体全体何が目出度いのか?と詳しくこの物語の全貌を御説明させて頂きますと、
愛する今までの想い入れ深い車両に対してアフターマーケット界で手に入れる、
AMG社製のM104型3600ccコンプリートチューニングエンジンへの移植手術でした。
エンジン本体の移植と申しましても簡単なスワップコンバートから腰下オーバーホールを含めた、
更なる完成度と追求心を適える為に完全オーバーホールを目指すやり方の3種類が御座います。
まずは程度の良いエンジンを探し出しそのままリーズナブルに移植交換させる方法!
M104の簡易OHで腰上あたりを綺麗に組み直して消耗部品を交換させ移植させる場合と、
神経質にもAMGコンプリートエンジンにさらに磨きを掛けて蘇らせる方法の3通りなのです。
メニューをここで御説明すると部品点数と特殊作業のオンパレードになりますからそれはまたの機会に!
星野さまが選択されたのはシリンダーガスケットの交換を含めたピストン6個の蘇生。
シリンダーのWPC 加工、バルブ廻りのリニュアーアルと対策加工、そしてコンロッドのバランス取り、
分解させた時に考えられるであろう各部への施しを全て理想的バランスで仕上げる、
極上蘇生OH&チューニングメニューとでも表現しましょうか?
これがまた信じられないくらいのM104 ポテンシャルへと見事に生返るのです!
齢66歳の星野さまが今後生涯お付き合いして行きたいと決めたストレート6エンジンです。
通常の新車時のメーカー機械組みの量産用AMG/M104型3,6エンジンでは,
比べ物にならないくらいの絶妙なる気持ち良さが味わえます。


加古 俊文

星野様のMercedes Benz Eクラス。
W124032 /E320改3,6スポーツセダンの奥ゆかしき魅力 
その2

AMGエアロを装着させてエクステリアをカスタムモディファイしエンブレムを奢る!
でもエンジンは変わらずに標準そのままという組み合わせが約8割〜9割存在するのだとしたら!
この星野さまの選択された外観ドノーマルスタンダードで心臓部のみAMGコンプリートというスタイル。
まるで羊の皮を被った狼バージョンなる奥ゆかしき大人仕様な組み合わせこそ希少価値なのかも知れません!
奥様には秘密の内緒ですから誰にも気が付かれない隠密仕上げでも御座います。
心臓部に合わせて足廻りは数年前に強化セッティングで仕上げて頂いております。
観得ない場所こそ手を抜かずに徹底的にスパルタンに仕上げる男らしさ!
高速道路なんかでもしもこのクルマを見掛けたらその時は決して競い合わないで下さいませ!
日頃からメンテナンスを怠っている中途半端なV8エンジンだと負けてしまう可能性大で御座います。
因にE420のV8エンジンですと1ピストン辺りの排気量で割り算すると525cc×8気筒=4200cc
3,6のM104 ストレート6ですと
1ピストン辺りの排気量が600ccですからシンプルにパワフルです。
制限速度を守って安全運転を心掛けましょう〜!速いポテンシャルは意味も無く競わない!

加古 俊文

星野様のMercedes Benz Eクラス。
W124032 /E320改3,6スポーツセダンの奥ゆかしき魅力 その3

1993年~1995年当時はAMG ジャパンから販売されていた、
新車のコンプリートは選択種は124ワゴンボディーのみ!
標準124のボディーバリエーションは数多く
セダンにカブリオレにクーペとワゴンとか色々でしたが、
残念ながらディーラーではコンプリートモデルでは
ワゴンボディーでの選択でしか御座いませんでした。

E320TノーマルベースのAMG 外装エアロ装着バージョンと、
排気量 3,6リッターを搭載させたエンジンチューニングバージョンの2種類。
当時の標準E320T がベースで約890万円相当でしたから、
購入となればオプションやら税金やら緒経費で軽く1000円を超えてしまう領域でした。

AMGのコンプリートですと1100万円と1240円の2種類で諸経費込みですと1460万円相当
当時セダンボディーが欲しくてもストレート6のエンジン3,6リッターの設定は存在せずに、
その次のバリエーションで存在していたV8のE420もしくはE500-6,0と天文学的な数字でした。
この選択種の狭さ、欲しかったけれど手に入れられないのでしたら仕方が御座いません。
諦めて純正のM104型DOHCエンジン排気量3200ccで、
車両購入を決めるしか方法は御座いませんでした。

付き合い慣れた永年の相棒はそれはもう歴史やら熱きドラマの、
生きてきたお互いの想い出が詰まりますから簡単には捨てられません。
かつての憧れだったAMG コンプリート車両の格安掘り出し物が、
他から突然に出てきても環境に馴染んだ古き相棒の存在が御座います。
それこそ安いとか高いとかの経済的なお金の問題では無くなってくるので御座います。
複数台所有ならまだしも今までの相棒を手放し違う車両へと買い替えられない心情も御座います。
使い慣れたよき相棒の心臓移植がもしもアフターマーケットで高次元なるバランスで実現できるのなら?
それこもう親心なので御座います。まだまだ永く付き合いたい惚れ抜いた車両を生き返らせる。
この領域が理解出来る人は正直非常に数少ないと思われますが夢ではなく実現できるのです。

加古 俊文

























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