2009年8月8日土曜日

SIGMA-DP1 馬鹿に出来ない底力と魅力。




75%程度の満足を探し求めて気軽な気持ちで手に入れたつもりが、
気がつけば満足どころか秘めたるスペックや品質が100%を超えていた。
これに最近のコストパフォーマンスが加われば文句無しの小型高性能兵器の完成です。
最初から期待して手に入れたけれど思ったほど感動が無かった製品と比較した場合、
それは極端な話し2倍どころではなく約4倍相当の大きな開きがあるのかも知れません。


[_DSC_0017.jpg]

適当に撮影すればそれなりの適当な写真が出来上がり、
エネルギッシュに思いを込めてアングルを決めてから撮影すれば
信じられないくらいに驚くほどのクオリティーで狙った絵を作ってくれる。
撮影する時に気合いなんか必要ないと思っていた感覚が吹き飛ばされました。
美しく上手に撮影出来た!と思い込んでいるのは実は自分だけで、
会社や自宅のPC画面に映し出された瞬間に大きく裏切られる事もあります。
ピンぼけやホワイトバランスの選択ミス。表情の良いカットに限ってピンぼけ!
こんなにもピントの山がいい加減で難しいカメラは久しぶりでした。
壊れているのかも知れない?と本気で疑ってしまうほど面倒臭いカメラなんです。

[シグマDP1DSC_0065.jpg]

シグマというスポットライトが当たっていないようなブランドも曲者です。
全然候補の中に存在していなかったのですから余計に尚更です。
光の弱い場所や、動きの激しい場所には確かに向いていないのかも知れません。
難しい環境の中にあえて不利な条件にて挑む撮影という純粋なる行為。
大昔に触った機械カメラとしての何となくの難しさや面倒臭さが甦りました。


[DP1DSC_0099.jpg]

使いこなすが面倒であればあるほどに意識と努力が必要です。
誰でも触った瞬間から便利に使いこなせるような便利な電子機器とは
ある意味全くの正反対な位置にこのカメラは存在しているのかも知れません。
少し使い方が慣れて来るとスゴく楽しいカメラです。

[シグマDSC_0666.jpg]

SIGMA-DP1 馬鹿に出来ない底力と魅力。



加古。

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